記事を読むメリット
- 「プログラミングスクール卒業生は使えない」と言われがちな理由が分かる
- 使える卒業生になる方法が分かる
「プログラミングスクール卒業生は使えない」ってたまに聞くけどそれってホント?どうすればいいの?
プログラミングスクールに通おうか迷ってるけど、卒業した後が少し心配…仕事で使える内容を教えてくれるの?実際の現場で迷惑かけないかな?通用するのかな?
スクールを卒業して自信満々に挑んだ面接で、「スクールの卒業生って使えないんだよなぁ…」とか採用担当の人に思われたら嫌だなあ…
このような方に向けて今回は、「プログラミングスクールの卒業生は使えないと言われる理由」「使える卒業生になる方法」「スクール卒業後にやるべきこと」などを解説していきます。
結論として、「スクール卒業生だから使えない」とか「スクール卒業生だから問答無用で不採用」とかは無いです。
なんなら僕はスクールどころか、独学でプログラミングを身につけました。
独学1年でフリーランスエンジニアになり、某大手飲料会社のWebサイトの運用・保守をしています。
- プログラミングスクールの卒業生だからとか関係なく、使えない人は使えない
- 使える卒業生になるには規模が小さくてもいいのでとにかく実務経験を積むのと、プログラミングスキル以外の強みを持つこと
- スクール卒業後はまずポートフォリオの作成をやるべし
- 結論:スクールどうこうの問題ではない
- プログラミングスクール卒業生は使えないと言われる理由3つ
- 使える卒業生になるための方法3つ
- スクール卒業後にまずやるべきこと→ポートフォリオの作成
- スクールと独学どっちがいい?→どっちでもOK
- まとめ:どこで学ぶかではなく、どう学ぶかが大事
結論:スクールどうこうの問題ではない
まず結論として、使える使えないは、スクールどうこうの問題ではないです。
プログラミングスクールの卒業生とか関係なく、使えない人は使えません。
プログラミングスクールでも独学でも、スキルを身につけるために大事なのは、どれだけ吸収してどれだけ自分で主体的に学ぶかということです。
主体的に学べない人はプログラミングスクールがどうこうというより、なにを学んでも使えない人です。
スキルさえしっかり身についていれば、プログラミングスクールの卒業生でも十分使えます。
ちなみに、プログラミングスクールの卒業生だからといって書類選考で落とされたり、問答無用でお断りされることは99%無いです。
あるとしたら、ちょっと尖ってるベンチャー企業とかだと思います。
まず起こらないことなので気にしなくて大丈夫です。
プログラミングスクール卒業生は使えないと言われる理由3つ
プログラミングスクール卒業生は使えないと言われる理由は以下の3つです。
考えれば当たり前のことばかりなので、気にしなくていいです。
シンプルにスキルが低いから
スクールを卒業しただけでは、まだまだ実務的なスキルが身についたとは言えません。
スクールによっては最短3ヶ月〜半年で卒業できるところもありますが、どんなに優秀な人でも実務レベルまで身に付くためには3ヶ月では足りません。
卒業しても実際の開発現場で求められるスキルにはまだまだ及んでいないため、「スクールの卒業生はスキルが足りないから使えない!」と言われます。
実務経験がないから
先述と少し被りますが、スクールに通ってプログラミングを学んだとしても、エンジニアとしての実務経験があるわけではありません。
実務経験があるのと無いのとでは、スキル的に天と地ほどの差があります。
プログラミングは頭で分かっていたり、身についたつもりになっても、いざ実務になるとビビるぐらいできません。
実務経験がないと、対応力や解決力などが足りず、柔軟な対応ができないため「使えない」と言われがちです。
たまに、X(旧Twitter)などのSNSで、「プログラミングスクールの卒業生は使えない!キリッ」みたいな意見を見かけたりすると思いますが、
それについてはもう、そりゃそうです。
スクールを卒業しただけで実績も実務経験もない人が、いきなり使えるわけないです。
1人で解決できる力がないから
プログラミングスクールでは、講師の方にいつでも質問できます。
それは挫折しないための環境作りなので良いことなんですが、頼りすぎるとプログラミングに一番必要な「自己解決能力」を養えません。
実際の開発現場では、常に先輩や上司のサポートを受けられるわけではありません。
「分からないんですけど教えてくださいマン」が現場にいると、周りは結構しんどいです。
自分では絶対に解決できないことを無理に抱えて1日中悩み続けて仕事を遅らせるのもそれはそれでナンセンスですが、分からないことを片っ端から人に聞きまくるのもナンセンスです。
聞いた方は困ってることが解決して良いですが、聞かれた方の時間は奪われます。
まずは自分で調べる癖をつけて、どうしても分からなかったら聞くようにしましょう。
使える卒業生になるための方法3つ
使える卒業生になるための方法は以下の3つです。
使える卒業生になるための方法3つ実務経験を積む
エンジニアにとって、実務経験は全てを解決します。
実務経験を積むメリット- 実際の仕事の流れが分かる
- 実績がつくので自分の市場価値が高まる(採用されやすくなる)
- 実績を積めば積むほど案件を獲得しやすくなる
- 勉強では得られない成長ができる
スクール在学中からコツコツ実績を積めたら最強です。
クラウドソーシングだと「コーディング系」の案件が初心者におすすめです。
クラウドワークスのコーディング案件一覧
ランサーズのコーディング案件一覧
クラウドソーシングはライバルも多いですが、ちゃんと応募すれば初心者でも普通に案件は獲れます。
僕も全くの初心者からスタートして3ヶ月目に月10万円稼ぎました。
◆関連記事:実績ゼロでも受注できたクラウドワークスの提案文の書き方【月10万円稼いだテンプレあり】
クラウドソーシング系がめんどくさい場合は、友人・知人から案件をもらってもいいです。
その際の注意点として、どんなに安くてもいいので必ずお金をもらって作りましょう。
無料だと仕事をする側もされる側も責任感が生まれないので、実務的な経験にはなりません。
「まだ実績がないから…」といって変に自分を安売りせず、自分のスキルに自信を持って良いものを提供し、胸を張ってお金を頂きましょう。
プログラミングスキル以外の強みを持つ
スクール卒業生に対して、採用担当の人が重要視しているのは以下の3つです。
- ①企業の文化・カラーに合っているか
- ②コミュニケーションがちゃんと取れるか
- ③これから成長していく意欲があるか
スクールの卒業生はいい意味でスキルに期待されていない(=スキルが低くて当然)なので、プログラミングスキル以外の強みを持ちましょう。
※ちなみに②は、いわゆる「コミュ力の高さ」ですが、社交性とコミュ力は別モノです。→詳しくはこちら
僕もプログラミングを独学して1年ぐらいだった当時、スキル的には正直下の中ぐらいでしたが、上記の①〜③を強めに面談でアピールした結果、無事にエンジニアになりました。
◆関連記事:プログラミングを独学して1年で就職した話【フルリモート&定時7時間】
質のいいプログラミングスクールを選ぶ
プログラミングスクールの選び方も大事です。
講師の質やカリキュラムが微妙だと、身につくものも身につきません。
僕個人的におすすめなプログラミングスクールは以下です。
- DMM WEBCAMP…チームでの開発が学べる。講師は全員エンジニア歴3年以上
- テックアカデミー…選考通過率10%の厳しい選考を通過した講師しかいない
DMM WEBCAMPで学べる「チーム開発」は、開発現場で非常に求められるスキルの1つのため、使える卒業生になるためにかなり役立つカリキュラムです。
チームを組んで誰かと一緒に開発していくので、卒業後に即戦力となれるスキルが身につきます。
チーム開発ができるプログラミングスクールとしては、DMM WEBCAMPは国内最大手です。
◆関連記事:プログラミングスクールに通う人はカモって本当?実態や対処法を解説
スクール卒業後にまずやるべきこと→ポートフォリオの作成
※僕の実際のポートフォリオサイトはこちらです。
使える卒業生になるために、スクールの卒業後にまずやるべきことは「ポートフォリオの作成」です。
ポートフォリオとは、自分が作った制作物や、自分が何ができるのか、ということをまとめたWebページや資料のことで、エンジニアとしての名刺のようなものです。
きちんとしたポートフォリオを作るメリットは以下です。
- クラウドソーシングで案件が獲得しやすくなる
- 就活・転職で有利になる
- ポートフォリオサイトを作ること自体がスキルアップになる
ポートフォリオがあるのと無いのとでは、クラウドソーシングでの案件の獲得率や、就活・転職での難易度が全く変わってきます。
というか、就活・転職時にはポートフォリオの提出がほぼ必須です。
使えるスクール卒業生になるために、きちんとしたポートフォリオを作りましょう。
ちなみに、スクールの卒業制作で作ったサイトなどをそのままポートフォリオにするのは絶対にNGです。
コピペで作るのもNGです。
卒業制作はポートフォリオではありませんし、コピペで作ったことがバレたら印象最悪です。
◆関連記事:【実績ゼロでも作れる】Web制作者向けのポートフォリオの作り方
スクールと独学どっちがいい?→どっちでもOK
「プログラミングスクールの卒業生は使えない!」という意見を聞くと、
スクール卒業生が使えないなら独学で学んだほうがいいの?
スクールと独学どっちがいいの?
と思うかもしれませんが、結論としては、スクールでも独学でもどっちでもOKです。
理由としては、どちらでも学ぶ内容に変わりはないからです。
「スクールでしか学べない!プログラミング上達のためのマル秘情報!」とかはありません。
ドットインストール(※)で月額1,080円課金して学ぶ内容と、プログラミングスクールで何十万円払って学ぶ内容は同じです。
※ドットインストール…動画で学ぶプログラミング学習サイト。僕はこのサイトのみで1年独学しました。
スクールと独学で違うのは、挫折のしにくさです。
◆関連記事:プログラミングスクールに入るメリットとデメリット【ぶっちゃけどっちでもいい】
まとめ:どこで学ぶかではなく、どう学ぶかが大事
記事のまとめ- プログラミングスクールの卒業生とか関係なく、使えない人は使えない
- クール卒業生は使えないと言われる理由は「シンプルにスキルが低いから」「実務経験がないから」「1人で解決できる力がないから」の3つ
- 使える卒業生になるための方法は「実務経験を積む」「プログラミングスキル以外の強みを持つ」「質のいいプログラミングスクールを選ぶ」の3つ
- 使える卒業生になるために、卒業後にまずやるべきことは「ポートフォリオの作成」
- プログラミングを学ぶのは、スクールでも独学でもどっちでもOK
使える使えないはスクールどうこうの問題ではないですし、スクールの卒業生だからといって書類選考で落とされたり、問答無用でお断りされることも99%無いので、「卒業生=使えない」という意見は気にしなくて大丈夫です。
ただし、コピペばかりで自分でちゃんと学ぼうとしなかったり、「ただスクールを卒業すればいい」と思っている人は、どんなに良いプログラミングスクールを卒業しても使えません。
逆に言えば、自分で学ぶ意欲が高い人は、独学でも身につきます。
どこで学ぶかではなく、どう学ぶかが大事です。
使える卒業生になるために、やるべきことをやっていきましょう。
今回は以上です。
関連記事