記事を読むメリット
- せっかくプログラマーになったのに年収が低くなってしまう理由が分かる
- プログラミングスキルを無駄にしない方法が分かる
現役プログラマーだけど、あんまり年収が上がらない。結構がんばって勉強したのに…
プログラマーになりたいけど、なんか思ったより年収が高くなさそう?稼げるかな…
このような方に向けて、今回はプログラマーとして年収を上げていく方法を解説していきます。
ア〇〇ビールの現役Webエンジニアをしている僕の個人的な見解ですが、結論としては以下の3つの方法があります。
おすすめは①です。
- ①指示を出す側の人間になる
- ②時代に合った言語を学ぶ
- ③独立する
→③は個別の記事にまとめました(準備中)
本記事の目次- 結論:指示を出す側の人間になりましょう
- プログラマー・エンジニア・ディレクターの違い【仕事内容・年収】
- 指示を出すのは難しくない【スキルがあれば誰でも自然とできる】
- プログラマーの年収が低い理由3つ【自分を過小評価している】
- 指示を出す側になるための方法&必要なスキル【特別なものは無い】
- プログラマーのままで年収を上げる方法【時代に乗るべし】
- プログラマーが年収を上げる方法まとめ
結論:指示を出す側の人間になりましょう
指示を出す側の人間とは「エンジニア」および「ディレクター」です。
生成AIの登場などによって作業の効率化が進んでいるのもあり、仕様書通りに黙々と作業をするだけのプログラマーというのはどんどん価値が下がっています。
ひたすら1つの作業をするだけのプログラマーよりも、プロジェクト全体を考え、適切な指示や段取りができる、エンジニア・ディレクターの方が年収が高い傾向があります。
プログラマーとして実務経験を積み、エンジニア・ディレクターにキャリアアップしていくと年収が上がります。
プログラマー・エンジニア・ディレクターの違い【仕事内容・年収】
建築現場で例えるとこんな感じです- プログラマー…設計図通りに作り上げる大工さん
- エンジニア…大工さんのために設計図を作ってあげる建築士さん
- ディレクター…人員確保・工程確認・予算管理など全体の指揮を取る現場監督
うーん、、人に指示を出したり、全体を管理するのか、、
なんか大変そう、、
なんて思うかもしれませんが、みんなそう思ってやりたがらないから給与が高いんです。
「みんながやりたがらない仕事は給与が高い」というのは、ある意味当たり前のことです。
ですが「人に指示を出す」のと「全体を管理する」のは意外と大したことなく、誰でもできます。
「エンジニア」と「ディレクター」は誰でもなれます。
指示を出すのは難しくない【スキルがあれば誰でも自然とできる】
プログラマーとしてバリバリコードが書けるなら、普通にディレクターになれます。
バリバリコードを書いていくと
「こういうコードは困る」
「こういう仕様の変更はこう対処しないといけない」
みたいなノウハウが溜まってきますよね?
そのノウハウをもとに設計図を書いたり、全体の指揮を取ればいいだけです。
逆にそういうノウハウが無いと、良い設計図は書けないし、円滑な指揮も取れません。
もし、「段ボールで小さいおうちを作りたい!」と言われたら
「ねえねえ!ガムテープと段ボールで小さいおうちを作りたい!作り方教えて!」
と幼稚園児に言われたら、普通に教えられますよね。
それはあなたが「ガムテープと段ボールで小さいおうちを作ったことがあるから」です。
なんの問題もなく教えられる&作り方の指揮を取ることも簡単なはずです。
「自分がやったことあること」は、普通に人に教えられます。
なので「プログラマー→エンジニア→ディレクター・管理職」という順のキャリアアップがおすすめです。
プログラマーの年収が低い理由3つ【自分を過小評価している】
プログラマーの年収が低い理由3つ自分を過小評価している
最近は減少傾向かと思いますが、いまだに日本には「最初に勤めた会社で定年まで勤め上げるのが美徳」みたいな謎の文化があります。
なので、あまり転職をしません。
転職をしないので今の会社に買い叩かれて、自分の市場価値を正確に把握できていないプログラマーが多いです。
ちょっと外の世界に出てみると、今よりもっと良い待遇で迎え入れてくれるところは沢山あります。
正しく評価してくれる環境で仕事しましょう。
平均年齢が低い
- ①プログラマー
- ②エンジニア
- ③ディレクター・管理職
一般的なITのキャリア上記の順番で進んでいきます。
プログラマーはキャリアアップのファーストステージのため、必然的に若い人材が多く、平均年収も下がります。
2次請け・3次請けでやっている
昨今のシステム開発などの現場は、クライアントから直接依頼を受ける「元請け」という存在がトップにいて、そこから下請けが連なっていくという、多重下請け構造になっています。
プログラミングという業務はこの構造の最下層の部分なので、年収が低いです。
多重下請け構造の比較的上の方にいるのがエンジニア・ディレクターです。
指示を出す側になるための方法&必要なスキル【特別なものは無い】
指示を出す側になるための方法- ①プログラマーとして経験を積んでからキャリアチェンジする【時間:遅】【難易度:易】
- ②いきなりシステムエンジニアになる【時間:早】【難易度:鬼】
①が一番確実&低リスクです。
5年ぐらい実務経験を積んでエンジニアに転職するのが無難です。
②も決して不可能ではないですが、まずプログラミングの知識がないと門前払いどころの話ではないので、最低限の実務経験(2年〜3年ぐらい)は必要です。
コミュ力があり、未知の世界で揉まれる勇気があるなら②の方法もありです。
最低限のプログラミングスキル
たまにコードが書けないエンジニアやディレクターもいますが、絶対に書けた方がいいです。
実際に自分が書けないと、お客さんの要望を理解したり、チームメンバーの作業の悩みや問題などを把握してあげることができません。
相手の話を聞く能力
自分の要望を正確に言葉にして伝えてくれるお客さんばかりではありません。
相手が話す言葉の裏側を汲み取って理解してあげて「ひょっとしてこれがやりたいのかな?」と考える能力が必要です。
チームメンバーと良好な関係を築くためにも必要な能力です。
全体を俯瞰して見る能力
プロジェクト全体を俯瞰して見て考え、現状の問題点・今後の進行予定・チームの状況などを正しく把握することが必要です。
仕事を1つ1つの点でなく、1本の線で考える能力を身につけましょう。
コミュニケーション能力
社交性とコミュ力は別モノです。
- 社交性…必要なし。「うぇーい!先輩最近調子どっすか?」みたいな人付き合いに重点を置いた会話能力。
- コミュ力…必要。こまめな報連相や、問題点・解決策・現在の状況など正しいことを正しく伝える能力。
例えば休憩所で誰かと2人きりになった時に必要なのは社交性なので、そういう場で何も喋れなくても問題なしです。
僕も喋れません。
社交性が高くても報連相ができない(=コミュ力の低い)人はいます。
エンジニア・ディレクターになるのは陽キャじゃなくても大丈夫です。
プログラマーのままで年収を上げる方法【時代に乗るべし】
プログラマーという職業の良いところは、集中して黙々と作業できるところです。
「ディレクターとか指揮する系はやっぱめんどい!」
「コードを書くことが好き!」
「プログラミングLOVE!」
という人は、時代に合った言語のプログラマーになりましょう。
具体的な言語は以下の通りです。
- Python…AI開発・ブロックチェーン開発などの最先端技術に使われる言語。
- C言語/C++…ゲーム開発・ロボット開発・ハードウェア開発などに使われる言語。
- Scala…Javaの上位互換とも言われるオールマイティ言語。
- Go…情報処理速度が鬼速いため、複雑で大規模な開発に使われる言語。
身につくまで時間と根性が必要なものもありますが、ここらへんの言語は専門的&習得難易度高め&慢性的に人材不足なので需要が高く、ディレクターではなくプログラマーでも十分年収が高いです。
◆関連記事:【2024年】主要プログラミング言語12選【年収・将来性で分析】
プログラマーが年収を上げる方法まとめ
年収の高いプログラマーになる方法- ①指示を出す側の人間になる
- ②時代に合った言語を学ぶ
- ③独立する
プログラマーとして実務経験を積み、エンジニア・ディレクターにキャリアアップして、「指示を出す側」になると年収が上がります。
指示を出す側になるための方法- ①プログラマーとして経験を積んでからキャリアチェンジする【時間:遅】【難易度:易】
- ②いきなりシステムエンジニアになる【時間:早】【難易度:鬼】
あとは独立するのもおすすめです。
もちろん良いことばかりではありませんが、会社員のプログラマーより、フリーランスプログラマーの方が年収が高い&自由度も高いです。
せっかく苦労してプログラミングというスキルを取得したなら、どんどんキャリアップして年収上げていきましょう。
今回は以上です。
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