記事を読むメリット
- 未経験プログラマーの年収が分かる(僕は本業330万円+副業150万円ぐらいです)
- 未経験でプログラマーになったあとの収入のイメージが湧く
未経験プログラマーの年収ってどれぐらい?
プログラマーって年収が高そうなイメージだけど、未経験でもそれなりに高いのかな?
このような方に向けて今回は、実際に未経験でプログラマーになった僕の年収を公表します。
僕の経歴としては、プログラミングを1年独学して業界未経験でWebエンジニアになりました。
エンジニアの実力としてはまだまだ下の上ぐらいですが、残業も多くなく、割と毎日楽しく仕事をしています。
- 未経験からプログラマーになった僕の年収は、本業330万円+副業150万円
- 未経験も熟練者も含めたプログラマー全体としての平均年収は436万円ぐらい
- 未経験プログラマーの年収はどれぐらい?【僕は月収27.5万円です】
- プログラマー全体としての平均年収は436万円ぐらい
- プログラマーは年収1,000万円を超えられるか【結論:会社員ではほぼ無理】
- プログラマーとして年収を上げる方法【3〜5年ほど就職→独立が最良】
- 年収が低いプログラマーになってしまう原因【ITスキルの価値は低下している】
- まとめ:未経験でも一般的な平均年収よりは高い
未経験プログラマーの年収はどれぐらい?【僕は月収27.5万円です】
- 未経験プログラマーになった僕の月収は27万5000円
結論として、僕の月収は27万5000円です。
×12ヶ月なので、年収は330万円です。
(本業とは別で、副業でWeb制作とマーケティングサポートをやっているので、それと合わせると年収は480万円ぐらいです。)
新卒とかではなく、フリーターとかニートとか経験しながら、
26歳でプログラマーになりました。
ちなみに、厳密にいうと正社員ではなく(※)業務委託なのでボーナスがないです。
正社員になってボーナスがあれば、年収はもう少し上がると思います。
※採用の時に正社員か業務委託か選べるフリーダムな会社でした。キャリアアップを見越して2〜3年で辞める予定なんですが、正社員になると辞めづらそうだと思ったので、業務委託で契約してもらいました。
その他の待遇はこんな感じです。
- 既卒26歳(採用当時)
- 月収は27万5000円
- 業務委託なのでボーナスは無し
- 完全テレワーク
- 定時は7時間(9:30〜17:30)
- 残業は月20〜30時間ぐらい
- 完全土日祝休み
- 月間140時間さえ稼働すればあとは何日休んでもOK
- 扱える言語は「HTML」「CSS」「JavaScript」「PHP」ぐらい
- 社内の人間関係がめちゃくちゃ穏やか(一切怒られない)
未経験にも関わらずちょっと月収が高めな理由は、たぶん以下の感じです。
月収が高めな理由- ①月給20万円以下の求人はそもそも応募しなかった(自分を安売りしない)
- ②副業でやってたWebサイトの制作実績が7〜8件あったので「実務経験1年相当」として扱ってもらえた
- ③プログラミングスキル以外の強みを磨いた
①は当たり前のようで結構大事です。
「未経験だし月給18万円ぐらい貰えれば十分だよな…」みたいな謎の思い込み&遠慮はしない方がいいです。
プログラミングのような専門職は一般的に収入の高い仕事です。
未経験でも月給20〜30万円貰える求人は、探せば普通にあります。
②の理由はちょっと反則くさいですが、
副業で実績を積んでいたので、未経験でも実務経験1年相当として扱ってもらえました。
③に関しては、具体的には「コミュ力」を磨きました。
未経験の時点でプログラミングが下手なのは当たり前なので、未経験プログラマーは、良い意味でプログラミングスキルには期待されていないです。
企業が未経験プログラマーに求めるものは「プログラミングスキル」ではなく「プログラミング以外の強み」です。
プログラミングスキル以外の強みを磨くと高待遇の求人をゲットできます。
※もちろん業務に支障がないレベルのプログラミングスキルがあるのは大前提です。
◆関連記事:未経験でプログラマーになるのはきつい?【1年独学して就職したが割と快適です】
プログラマー全体としての平均年収は436万円ぐらい
国税庁が発表した令和元年分民間給与実態統計調査 統計表によると、
勤続年数・性別・役職など全て合わせたプログラマーの平均年収は「436万円」です。
未経験の僕の年収が「330万円」なので、
「業界の平均と比べても、未経験だからといって露骨に低所得というわけではない」という感じです。
プログラマーは未経験でもそこそこ稼げる職種です。
ちなみに、勤続年数15年以上の年収は、「男性が約556万円」「女性が約460万円」となるので、
そこが会社員プログラマーとしてのピークです。
僕はこのデータを見た時、「プログラマーってもっと年収高いと思ってた…」と若干ガッカリしました。
別にそんなに低い訳でもないですが、もっと年収1,000万円超えとかが沢山いると思ってました。
結論をまとめると「プログラマーは平均年収が高く、未経験でもそれなりに稼げる。ただし年収1,000万円以上とか飛び抜けて稼ぐことはできない」という感じです。
プログラマーは年収1,000万円を超えられるか【結論:会社員ではほぼ無理】
国税庁のデータなど信頼できる情報源をもとに色々調べた結果、
どれだけプログラマーとして頑張っても会社員のままでは年収1,000万円は超えられない、と分かりました。
しかし、
なんだ…プログラマーってめっちゃ稼げるわけではないんだな…
とガッカリするのはまだ早いです。
詳しくは後述しますが、プログラマーとして年収1,000万円を超える方法があります。
それはフリーランス(個人事業主)になることです。
どんなにプログラミングスキルがあっても、どんなに大きいプロジェクトをバリバリ遂行しようとも、
会社員である限り、会社から定められたお給料を超えることはありません。
会社員が良いとか悪いとかではなく、そういう「仕組み」だからです。
- 会社員…毎月必ずお給料が貰える。低くなることはないが、飛び抜けて高くなることもない
- フリーランス…スキルがなければ1円も稼げないが、頑張り次第で青天井
サラリーマンで年収1,000万円以上貰うためのには、何らかの役職が必要です。
そうなってくると「プログラミングスキルの強さ」ではなく「サラリーマンの出世争いに勝つ方法」が必要になってくるので、プログラミングうんぬんの話ではなくなります。
プログラマーとして年収を上げる方法【3~5年ほど就職→独立が最良】
プログラマーとして年収を上げていく方法は2つあります。
個人的なおすすめは①です。
①3~5年ほど会社員で実務経験を積む → フリーランスになる
1つ目の方法は、3〜5年ほど会社員として働いてノウハウを貯めたあと、フリーランスとして独立する方法です。
例として、Webサイトの制作をプログラマーやエンジニアに依頼すると、大体1ヶ月あたり50〜100万円の稼働単価が支払われます。
会社員の場合はそこから色々引かれて自分のお給料になりますが、
フリーランスの場合は全額が自分のものになります。
IT求人サイトのレバテックの情報によると、フリーランスエンジニアの月収は60〜80万円です。
月収100万円を超えている案件も沢山あります。
会社員のままプログラマーを続けるよりも、ある程度業務や業界のノウハウが貯まったらフリーランスとして独立した方が稼げます。
ちなみに実務経験なしでいきなりフリーランスになるのはオススメしません。
プログラミングはやる気でどうこうなる仕事ではなく、経験とスキルが必須なので、
「実務経験なし!スキルもなしです!でもやる気は人一倍あるので頑張ります!」という風に自分を売り込んでもまず仕事は取れません。
◆関連記事:スキルなしでフリーランスになるのはやめた方がいい【僕の失敗談あり】
◆関連記事:ノマドを目指す人の為のプログラミング学習手順【3ヶ月で身につく】
②会社員のままプログラマー → エンジニア → ディレクターとキャリアアップしていく
2つ目の方法は会社員のまま、プログラマーからエンジニアorディレクターへとキャリアップしていく方法です。
フリーランスと比べると年収は落ちますが、安定したお給料が貰えます。
プログラマー、エンジニア、ディレクターの違いは以下の感じです。
※年収出典元:求人ボックス
建築現場で例えるとこんな感じ- プログラマー…設計図通りに作り上げる大工さん
- エンジニア…大工さんのために設計図を作ってあげる建築士さん
- ディレクター…人員確保・工程確認・予算管理など全体の指揮を取る現場監督
「会社員かつプログラマー」という状態が一番稼げません。
年収を上げていくためには、
「会社員のままエンジニアかディレクターになる」か
「プログラマーのままフリーランスになる」のどちらかの方法がオススメです。
◆関連記事:プログラマーなのに年収が低いのはなぜ?【結論:指示をする側になればいい】
年収が低いプログラマーになってしまう原因【ITスキルの価値は低下している】
年収が低いプログラマーになってしまう原因としては以下の感じです。
年収が低いプログラマーになってしまう原因- プログラミングさえできれば稼げると思っている
- プログラミングスキル以外の強みがない
- ずっと会社員プログラマーのまま
自動でプログラミングコードを書いてくれるAIツールの発達などにより、数年前と比べてITスキルの価値自体はドンドン低下しています。
なので、もはや「プログラミングができます!」というのは別に強みではない(=それだけで高年収にはなれない)です。
重要なのはプログラミングができるかどうかではなく、「プログラミングというスキルを使ってどんなことができるのか?」ということです。
プログラミングスキルを駆使して世の中に新しいサービスを展開したり、
自分の知見を踏まえて後輩プログラマーの育成にあたったり、
キャリアアップしてプログラマーに指示を与える側の立場になったり、
そういうことができると年収が上がります。
指示書通りにひたすらコードを書くだけのプログラマーは稼げないですし、消耗しますし、いつかAIに職を奪われます。
◆関連記事:プログラミングはオワコン?結論:あと15年ぐらいでAIに奪われる
まとめ:未経験でも一般的な平均年収よりは高い
記事のまとめ- 未経験プログラマーになった僕の年収は330万円
- プログラマー全体としての平均年収は436万円ぐらい
- プログラマーは平均年収が高く、未経験でもそれなりに稼げる。ただし年収1,000万円以上とか飛び抜けて稼ぐことはできない
- プログラマーとして年収を上げるためのオススメの方法は「3~5年ほど会社員で実務経験を積む → フリーランスになる」
- ITスキルの価値は低下しているので、「プログラミングさえできれば稼げる」と思っていると、稼げない
内容をまとめると「プログラマーは平均年収が高く、未経験でもそれなりに稼げる。ただし会社員である限り、年収1,000万円以上とか飛び抜けて稼ぐことはできない」という感じです。
「何か手に職つけたい!」「これから伸びる業界に参入したい」と思っている方は、プログラミングを身につけるのがオススメです。
ITの人材はまだまだ不足しているので、未経験でもドンドン採用されます。
また、僕は本業の収入だけだと年収330万円ですが、副業でWeb制作と企業のマーケティングサポートもしているので、
それらと合わせると年収は480万円ぐらいです。
Web制作もマーケティングサポートも、始めたきっかけはプログラミングを学んだことです。
「プログラミング」というスキルは様々なものに横展開できます。
時代に合ったスキルが身につくと結構人生変わります。
今回は以上です。
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