記事を読むメリット
- ポートフォリオ以外に意識するべきポイントが分かる
- ポートフォリオ制作のコツが分かる
頑張ってポートフォリオを作ってみたけど、なんかレベルが低い気がする…
ポートフォリオに自信がなくて選考に落ちそうで心配だなあ…
っていうか未経験から目指してるから、そもそもポートフォリオに載せられる作品が少なくてどうしようもないんだけど…
今回はこのような方に向けた記事です。
この記事を書いている僕は、プログラミング独学1年(実務経験は0ヶ月)でポートフォリオを作り、未経験からエンジニアになりました。
載せられる実績は少なかったですが、頑張ってポートフォリオを作った結果、なんとかエンジニアになれました。
未経験ながら頑張って作っていくと、作り方も分からず、載せられる作品も少なく、めちゃくちゃレベルの低いポートフォリオが出来上がってしまい、絶望しそうになります。
ですが、結論としては「ポートフォリオのレベルが低いのは気にしなくて大丈夫」です。
「やってはいけないポートフォリオの例」や「ポートフォリオの作り方のコツ」などと合わせて解説していきます。
- 未経験エンジニアが意識すべきは「ポートフォリオのレベル」ではない
- ポートフォリオのレベルが低いなら、「人間性」「勉強意欲」「コミュ力」などをアピールすればOK
- 未経験エンジニアが意識すべきは「ポートフォリオのレベル」ではない
- とはいえ、絶対にやってはいけないポートフォリオの例3つ
- 未経験で採用された僕の実際のポートフォリオ
- 好印象なポートフォリオの例3つ
- まとめ:心配せずに開き直って突き進むのが吉
未経験エンジニアが意識すべきは「ポートフォリオのレベル」ではない
結論として、未経験エンジニアが意識すべきは「ポートフォリオのレベル」ではないです。
未経験=実務経験がない=ポートフォリオが充実していないのは当たり前のことなので、レベルが低くても気にしなくてOKです。
その代わり、未経験エンジニアが意識すべきなのは、「人間性」です。
未経験の場合はスキルで評価しようがないので、あなたの人間性を売り込むしかありません。
具体的に意識すべき点は以下です。
- 人柄…一緒に仕事をしたいと思ってもらえるかどうか。大切なのは誠実さ。
- コミュ力…社交性とは別物(※)。情報を正しく相手に伝える能力。
- 学習意欲…IT業界は移り変わりが激しいので、学習意欲の高さはすごく大事。
※社交性とコミュ力の違いについて詳しくはこちら。
エンジニアの現場は大体チームで開発していくので、「チームの一員として一緒に仕事をしたい」と思ってもらえるかどうかがカギです。
ポートフォリオが充実しているかどうかは、あくまでその中の指標の一部に過ぎません。
この人未経験だから今はスキルは低いけど、人間性も良いし、学習意欲も高くてこれから成長してくれそうだし、ぜひこの人と一緒に仕事がしたい!
と思ってもらえたら勝ちです。
採用さえされれば、レベルの低さは後からいくらでも挽回できます。
人間性さえ良ければ、多少のポートフォリオの良し悪しは気にされません。
ポートフォリオよりも、人間性を意識しましょう。
とはいえ、絶対にやってはいけないポートフォリオの例3つ
とはいえ、絶対にやってはいけないポートフォリオもあります。
このポートフォリオを作るぐらいなら、むしろ作らない方がマシです。
模写しただけのもの
これは絶対にNGです。
どんなポートフォリオでも作らないよりマシ、かもしれませんが、これに限っては作らない方がマシです。
他の人の制作物をただ真似ただけのものを「僕のポートフォリオです!ドヤ」といって提出してしまう神経が超マイナス評価です。
模写や架空の作品が載ったポートフォリオを提出してきた時点で、即不採用にする担当者もいます。
ポートフォリオというのは、あなたがどんなものを学んで、どれぐらい自分で考えて、どれぐらい試行錯誤して作ったのかという実践的な経歴を相手に伝えるためのものです。
模写では、それらを伝えることができません。
模写は自分の技術を高める練習に留めておき、ポートフォリオには載せないでおきましょう。
※どうしても模写や架空のものを載せたい場合は、実績の欄ではなく、使用言語の欄に補助的な感じで載せましょう。
サンプルやテンプレのもの
これもNGです。
プログラミングスクールの課題や、書籍に掲載されているサンプル・テンプレをポートフォリオに載せるのはやめましょう。
一見すると、「このぐらいのサンプルなら私は再現して作れますよ!」というアピールになると思いがちですが、完全に逆効果です。
そもそもコピペすればOKなのであなたの技術の証明にはなりませんし、サッカーで例えるなら、「僕リフティング100回できますよ!」とアピールしてる感じです。
リフティングだけできても試合で活躍できるとは限りません。
なんなら、リフティングは誰でもできます。
適当or目的がないもの
適当に作ったもの、もしくは目的なく作ったものをポートフォリオに載せるのもやめた方がいいです。
- とりあえず簡単にタスク管理系を作る
- 教材の指示通りにTODOアプリを作る
- なんとなくそれっぽいメモアプリを作る
上記のような作り方はNGです。
練習のために作るのはOKですが、あくまで練習なのでポートフォリオに載せるものではありません。
未経験で採用された僕の実際のポートフォリオ
未経験で採用された僕の実際のポートフォリオはこちらです。
→制作事例|Tatsuki's Design
クラウドワークスで獲得した案件や、知人の紹介から頂いた案件を掲載してあります。
今はたぶん5〜6件ぐらい掲載されていると思いますが、未経験で採用された当時は2〜3件しか掲載できてなかったです。
その程度の実績しか載っていないポートフォリオでも全然採用されるので、ぶっちゃけポートフォリオは雰囲気が伝わればOKです。
別の言い方をすれば、見せ方です。
「この人しっかりしてそう!」
「ちゃんとした人っぽい!」
と思ってもらえるような見せ方ができれば、ポートフォリオとしての役目は完了です。
あとは実際に面談などで直接話して、あなたの人間性をアピールしましょう。
◆関連記事:【実績ゼロでも作れる】Web制作者向けのポートフォリオの作り方
◆関連記事:プログラミングを独学して1年で就職した話【フルリモート&定時7時間】
好印象なポートフォリオの例3つ
「レベルが低くても問題ない」とはいえ、できれば良いポートフォリオを作りたいですよね。
好印象なポートフォリオの例は以下の3つです。
自分で考えたオリジナルのもの
自分で考えたオリジナルのものは、ポートフォリオとして非常に有効です。
ポートフォリオで伝えるべきなのは「あなたが自分で考えて作る力がどれぐらいあるのか」ということです。
ものすごく複雑なものじゃなくていいので、自分で考えたオリジナルのものを作りましょう。
何かこだわったポイントがあるもの
あなたが何かこだわって作ったポイントがあるものも、ポートフォリオとしてとても有効です。
「こだわり=自分で熱意を持って考えたもの」なので、あなたの創作力が伝わります。
目的が明確なもの
この場合の目的は「僕はこういう理由で作りたかったので作りました!」というような、あなたが作りたかった理由ではなく、「この作品でどんな問題を解決できるのか」「どんなことに役立つのか」ということです。
「日常で感じるこんな問題を解決したかったので、こういうものを作りました」という説明ができれば最高です。
まとめ:心配せずに開き直って突き進むのが吉
- 未経験エンジニアが意識すべきは「ポートフォリオのレベル」ではなく「人間性」
- ポートフォリオのレベルが低いなら、「人間性」「勉強意欲」「コミュ力」などをアピールすればOK
- やってはいけないポートフォリオの例は「模写しただけのもの」「サンプルやテンプレのもの」「適当or目的がないもの」の3つ
- 僕の実際のポートフォリオはこちら→制作事例|Tatsuki's Design
- 好印象なポートフォリオの例は「自分で考えたオリジナルのもの」「何かこだわったポイントがあるもの」「目的が明確なもの」の3つ
未経験エンジニアが意識すべきは「ポートフォリオのレベル」ではなく「人間性」です。
また、いきなりハイレベルなポートフォリオを作ろうとしなくて大丈夫です。
実績が無いものは無いので、作れないものはしょうがないです。
無いのに無理して良いものを作るより、開き直って
今こんなポートフォリオなんですが、やる気はめっちゃあります!
っていうか最初からポートフォリオが充実してる人なんていないっしょ!これから積み上げていくぞ!
ぐらいの精神でいきましょう。
今回は以上です。
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