記事を読むメリット
- 初心者におすすめのプログラミング言語が分かる
- 初心者におすすめの勉強順番が分かる
- プログラミング初心者がやってはいけないことが分かる
プログラミングを学ぼうと思ってるんだけど、初心者向けの言語ってどれ?
いきなり一番難しい言語に手を出して挫折したくない…何から学んだらいい?
ついでに、プログラミング初心者がやってはいけないこととかあったら知りたい!
このような方に向けて今回は、初心者におすすめのプログラミング言語を解説します。
この記事を書いている僕は、プログラミングを1年独学してア〇〇ビールのWebエンジニアになりました。
- 初心者のおすすめ言語は「Python」「Ruby」「PHP」「JavaScript」「Java」
- やってはいけないことは「丸暗記」「完璧主義」「動画だけ見て学ぶ」
僕の実体験を交えて、初心者がやってはいけないこともお伝えします。
目次- 初心者におすすめのプログラミング言語5選【年収・難易度・将来性で判定】
- 自分に合うプログラミング言語の選び方【自分の理想次第】
- プログラミング初心者におすすめの勉強の順番【HTMLかPythonから】
- Q.HTML・CSSは学ぶ必要ないって聞いたことあるよ?→A.人によります
- 初心者がプログラミングを学ぶ手段【本・動画サイト・スクール】
- プログラミング初心者がやってはいけないこと3つ【丸暗記は必要なし】
- まとめ:初心者でも4~5年継続すれば年収800万円ぐらい目指せる
初心者におすすめのプログラミング言語5選【年収&難易度で判定】
初心者におすすめのプログラミング言語を年収・難易度・将来性で判定します。
以下のような感じです。
※平均月収については、レバテックの検索結果を給与順に並べ替えた時の「最上位10件と最下位10件の合計20件の平均」で算出しました(2023年10月現在)
言語 | 平均月収 | 難易度 | 将来性 |
Python | 73.5万円 | ★★☆☆☆ | ★★★★★ |
Ruby | 72.2万円 | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
PHP | 69.3万円 | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ |
JavaScript | 66.5万円 | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
Java | 65.4万円 | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
Python
- 読み:パイソン
- できること:AI開発・ビッグデータ解析・自動システム開発
- 有名なもの:Instagram・ペッパーくん
- 平均月収:73.5万円
- 難易度:★★☆☆☆
- 将来性:★★★★★
- 初心者が学ぶデメリット:日本語の情報が少ない
Pythonは、2024年現在で最も需要が高まっている言語の1つで、AI開発やブロックチェーン開発などの最先端技術に用いられることが多いです。
ソースコードも見やすくて書きやすく、比較的慣れやすいので初心者におすすめです。
高需要・将来性あり・覚えやすい、という三拍子揃った言語です。
デメリットとしては、比較的新しい言語なので日本語の情報が少ないというところですが、人気の増加に伴って日本語の有益な情報も増えてきているので、徐々に解消されています。
Ruby
- 読み:ルビー
- できること:Webアプリ・スマホアプリのバックエンド(※1)・開発環境構築
- 有名なもの:Twitter・Hulu・食べログ
- 平均月収:72.2万円
- 難易度:★★★☆☆
- 将来性:★★★★☆
- 初心者が学ぶデメリット:Pythonと比べると若干将来性が劣る
Rubyは、大人気フレームワーク(※2)であるRuby on Railsを扱うために必要な言語です。
Ruby on Railsは、SNS・アプリ・ゲームなど様々なものが開発できるため汎用性が高く、高需要のフレームワークです。
デメリットとしては、Pythonに比べるとできる領域が狭いので、若干将来性が劣るところです。
※1:バックエンド…ユーザーから見えないサーバーなどの部分のこと。対してユーザーから見える部分をフロントエンドと呼ぶ。
※2:フレームワーク…システムを開発するために必要な機能があらかじめ用意された枠組み。上手に使うと作業時間を大幅に短縮できる。
PHP
- 読み:ピーエイチピー
- できること:Webサイト・Webアプリのバックエンド
- 有名なもの:Facebook・メルカリ・ほぼ全てのWebサイト
- 平均月収:69.3万円
- 難易度:★★☆☆☆
- 将来性:★★★☆☆
- 初心者が学ぶデメリット:Web系以外ではほぼ使えない
PHPは、有名なWebサービスのほぼ全てに使われている言語です。
取得難易度も比較的易しく、Web制作で独立するために必須スキルのWordPressを扱うために必要です。
Laravelという優秀なフレームワークの登場で再び需要が高まりました。
デメリットとしては、Web系の開発以外ではほとんど使われないので、プログラマーとしてのスキルの幅が狭くなってしまうところです。
Web系以外だとアプリ開発がちょっとできる程度です。
JavaScript
- 読み:ジャバスクリプト、ジェイエス
- できること:めちゃくちゃ多い・Webサイトの豪華な動きなど
- 有名なもの:この世のほぼ全てのWebサイト・アプリ
- 平均月収:66.5万円
- 難易度:★★★☆☆
- 将来性:★★★★☆
- 初心者が学ぶデメリット:フレームワークが多いので覚えることが多い
ひと昔前はアプリ・ゲーム・WebサイトなどあらゆるものがJavaScriptだけで作れました。
現在も、Webサイトに華やかな動きを加えるのはJavaScriptしかできません。
Webサイトを構成しているHTML・CSSという言語を書き換える命令を下せるので、JavaScriptを極めるとありとあらゆるWebサイトが作れます。
Webサイトを開いたときにパッと目を引く豪華なアニメーションを作ったり、デザイン性・独創性の高いWebサイトが作れます。
デメリットとしては、フレームワークが多いので学習コストがかかるところです。
また、フレームワークにも流行り廃りがあるので、継続した勉強が必要になります。
Java
- 読み:ジャバ
- できること:あらゆるシステム開発
- 有名なもの:X(旧Twitter)・LINE
- 平均月収:65.4万円
- 難易度:★★★★☆
- 将来性:★★★☆☆
- 初心者が学ぶデメリット:初心者には難しい
Javaは、アプリの開発から航空システムや軍事システムなど、あらゆるものに使われているため、「Javaが消えたら数日で世界が滅ぶ」と言われている言語です。
幅広い開発ができて汎用性が高いので、安定した需要のある言語です。
ちなみに、JavaScriptと名前が似てますが別物です。
メロンとメロンパンぐらい違います。
デメリットとしては、初心者がいきなり学ぶには難しいというところです。
自分に合うプログラミング言語の選び方【自分の理想次第】
自分に合うプログラミング言語の選び方としては、自分の理想から逆算して決めましょう。
プログラミング言語は難しさ以外に特に違いはないので、
「Pythonはこういう性格の人が学びやすい!」
「JavaScriptはB型の長女が学びやすい!」というような
パーソナルな情報による向き不向きはありません。
強いて言えば、「C」「C#」「R」という言語は難しいので、他の言語を身に付けてから学んだ方がいいかもしれません。
プログラミング言語は、自分の理想で決めましょう。
- ゴリゴリ年収を上げて稼ぎたい!→ Python・Rubyなどの高需要系
- 自由にカフェとかで仕事したい!→ PHP・JavaScriptなどのWeb系
- 汎用性の高いものを身につけて色々できるようになりたい!→ Java
- 理由…他の業界と比べてゆるいから
- Javaなどは金融システムや航空システムに使われるため、1つのミスが重大な事故に繋がる。そのため開発現場への常駐が必須だったり、業界全体としてシビアでお堅い。
- PHPやJavaScriptなどのWeb系は、ミスっても人命が関わるような重大事故には繋がりづらい。そのためテレワークが可能だったり服装髪型が自由だったり、業界全体の雰囲気がゆるい。
◆関連記事:ノマドを目指す人の為のプログラミング学習手順【3ヶ月で身につく】
プログラミング初心者におすすめの勉強の順番【HTMLかPythonから】
プログラミング初心者におすすめの勉強の順番は以下です。
おすすめの勉強の順番- Web系がいい人:HTML・CSS → JavaScript → PHP ※
- ゴリゴリ稼ぎたい人:HTML・CSS → Python
- Ruby on Railsを使いたい人:HTML・CSS → PHP → Ruby
- 早く稼ぎたい人:Pythonから始めてOK
プログラミングの入門的言語である「HTML・CSS」か、
初心者でも覚えやすくて稼ぎやすい「Python」のどちらかから学び始めるのがおすすめです。
ちなみに僕は
「HTML・CSS→JavaScript→PHP」の順番で学びました。
今はPythonを学んでいます。
※JavaScriptとPHPはそんなに難易度が変わらないので、やりたいことに応じて好きな方から学んでOKです。
- JavaScriptでできること→Webサイトに動きを加える
- PHPでできること→お問い合わせフォーム・会員登録機能・コメント機能
Q.HTML・CSSは学ぶ必要ないって聞いたことあるよ?→A.人によります
「HTML・CSSは学ぶ必要ない」という意見もたまに耳にしますが、ぶっちゃけ人によります。
HTML・CSSはWebサイトの骨組みを作っている言語なので、Web系に進みたい人は必須です。
- HTML・CSSを学ぶ必要がある人…Web系に進みたい人・着実に学びたい人
- HTML・CSSを学ぶ必要がない人…早く稼ぎたい人・飲み込みが早い人・挫折しない自信がある人
- HTML・CSSから学ぶメリット…初心者向けの言語なので「そもそもプログラミングとはなんぞや」という知識も一緒に得られる
- HTML・CSSから学ぶデメリット…HTML・CSSの簡単さに慣れてから他の言語を学ぶと突然めちゃくちゃ難しくなったと感じる
どのパターンでも共通して言えることは、
「HTML・CSSだけ極めても稼げるようにはならないので、基礎が身についたら次の言語の学習に移るべし」ということです。
初心者がプログラミングを学ぶ手段【本・動画サイト・スクール】
初心者がプログラミングを学ぶ手段は「本」「動画サイト」「スクール」の3つです。
それぞれのメリット・デメリットはこんな感じです。
- メリット…分からなかったら結局ネットで調べるし、あまりおすすめしない
- デメリット…買っただけでなんか満足する・文字だけ見てもイメージしづらい
◆関連記事:プログラミング学習に本がいらないワケ【独学1年で買ったのは1冊のみ】
動画サイト- メリット…自分の好きなタイミングで学習できる・スクールよりはるかに安い
- デメリット…サボろうと思えばいくらでもサボれる・質問できる人がいない
◆関連記事:プログラミング独学におすすめのサイト6選【補足:無料にこだわり過ぎない方が身につきます】
プログラミングスクール- メリット…質問できる人がいるので挫折しにくい・最短距離で身につく
- デメリット…費用が高い・入ったからといって絶対身につくわけじゃない
◆関連記事:プログラミングスクールに入るメリットとデメリット【ぶっちゃけどっちでもいい】
僕は動画サイト(ドットインストール)で独学して身につけましたが、個人的には動画サイトかプログラミングスクールがおすすめです。
プログラミング初心者がやってはいけないこと3つ【丸暗記は必要なし】
プログラミング初心者がやってはいけないことは以下の3つです。
僕が伸び悩んでいた頃にやっていたことです。これをやめてから上達スピードが上がりました。
丸暗記しようとする
プログラミングに暗記は不要です。
理由としては、プログラミングを書くため専用の「テキストエディター」というソフトには、
スマホの予測変換のように、1文字入力するだけである程度自動で入力してくれる「Emmet(エメット)」という機能があるからです。
単語や用語を暗記せずとも、スラスラとコードが書けます。
また、プログラミングはカンニングOKです。ド忘れした部分はその都度調べれば解決します。
謎に時間をかけて苦しんで丸暗記してプログラムを作る人よりも、
分からないところその都度ググってささっと解決し、より高品質なプログラムを作る人の方が優秀です。
初心者はやたらと暗記しようとせず、プログラミングの仕組みやこの単語はどういう意味を持つのかなど、実践しながら考え方を学ぶことに時間を使いましょう。
必要な知識は、経験を積めば自然と覚えます。
完璧主義で全てを理解しようとする
「1つ1つ完璧に理解しないと!」と思いながら学習すると、ほぼ100%挫折します。
今までやったことない分野、ましてやプログラミングなどの専門性の高いスキルを最初から完璧に理解するのは不可能です。
全て理解できなくても雰囲気が理解できたら次に進んでOKです。
つまづいたところは一旦飛ばして先に進みましょう。そのうち理解できる時が来ます。
HIKAKINさんのお言葉を以下に引用します。(引用元)
完璧じゃなくていいので、毎日継続する人が勝ちます。
- 消えるYouTuber:週1頻度で、時間をかけて凝った動画を配信する人
- 消えずに第一線でやれるYouTubee:動画1本の質が低くても、毎日続ける人
動画だけ見て学ぶ
学習の基本はインプットとアウトプットです。
動画だけ見てインプットしても、実際に手を動かしてアウトプットしないと身につきません。
どれだけ大谷翔平のスイングをYouTubeで見てもホームランを打てるようにはなりません。
どれだけ楽譜を読み込んでも読むだけでは楽器を演奏できるようにはなりません。
プログラミングもそれと同じです。
分からなくてもいいのでとにかく手を動かしましょう。
「こんなのわざわざ手を動かすまでもない」というレベルの内容でも手を動かしましょう。
「分かる」と「できる」の間には想像以上の壁があるので、本や動画だけ見て理解した気にならず、手を動かすことが上達の秘訣です。
まとめ:初心者でも4~5年継続すれば年収800万円ぐらい目指せる
記事のまとめ- 初心者におすすめのプログラミング言語は「Python」「Ruby」「PHP」「JavaScript」「Java」
- プログラミング言語は自分の理想から逆算して選ぶべし
- おすすめの勉強の順番は「HTML・CSS」か「Python」からスタートすること
- HTML・CSSは人によっては学ばなくてもOK
- 初心者がプログラミングを学ぶ手段は「本」「動画サイト」「スクール」の3つ
- プログラミング初心者がやってはいけないことは「丸暗記」「完璧主義」「動画だけ見て学ぶ」の3つ
理解しやすい&高需要なので、初心者におすすめのプログラミング言語は「Python」です。
僕も最近勉強しています。
今回あげた「Python」「JavaScript」「Java」「PHP」「Ruby」といった言語を学んで4〜5年ほど実務経験を積めば、
初心者からでも年収800万円ぐらいは目指せます。
普通のサラリーマンで5年で年収800万円まで出世するのは割と優秀な人だと思いますが、
プログラミングで4〜5年経験を積むのは、そんなに難しいことではありません。
時代に合ったスキルが身につくと割と人生変わります。
よきプログラミングライフを送ってください。
今回は以上です。
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