記事を読むメリット
- プログラミングに必要なパソコンのスペックが分かる
- プログラミングを始めるためにパソコン以外に用意すべきものが分かる
プログラミングに必要なパソコンのスペックが知りたい!
とはいえ、メモリとかCPUとか言われても、あんまりパソコンに詳しくないんだけど…
MacとWindowsどっちがいい?ノートPCとデスクトップどっちがいい?中古でも大丈夫かな?
このような方に向けて今回は、プログラミングに必要なパソコンのスペックを解説します。
この記事を書いている僕は、現在ア〇〇ビールのWebエンジニアとして働いています。
MacBook AirとChromebookの2台持ちです。
- 中古で7〜8万円ぐらいのYouTubeが問題なく見れる程度のノートPCでOK
- iOSアプリ開発がしたいならMac、ゲーム開発がしたいならWindows
- 初心者は用語とかを頑張って覚えるよりも、実際にプログラミングに触れるのを優先すべし
- プログラミングに必要なパソコンのスペック【7〜8万円ぐらいの中古でOK】
- MacでもWindowsでもどっちでもOK【作りたいものによる】
- 最低限のCPU・メモリ・ストレージ【分かりやすく解説】
- 迷ったらこのパソコンでOK【予算別】
- パソコン以外に用意すべきもの3つ【無料で揃います】
- 初心者はとにかくプログラミングに触れるのを優先すべし【形から入らない】
- まとめ:プログラミングに必要なパソコンのスペック
プログラミングに必要なパソコンのスペック【7~8万円ぐらいの中古でOK】
結論は以下です。
結論- 中古で7〜8万円ぐらいのYouTubeが問題なく見れる程度のノートPCでOK
僕も友人から8万円で買った3年型落ちのMacBookでプログラミングをスタートしました。
初心者が学ぶレベルのプログラミングならそこまで高性能なパソコンは必要ないので、YouTubeが途中で止まったりせず問題なく見れる程度の性能で問題ないです。
いきなり新品のパソコンを買うのもお金がかかる&プログラミングを挫折した時に失うものが大きいので、7〜8万円ぐらいの中古のノートPCで始めるのがおすすめです。
「いや自分は新品を買った方が気合いが入る!」というなら新品を買いましょう。
自分が行動しやすい方でいいです。
MacでもWindowsでもどっちでもOK【作りたいものによる】
「MacとWindowsのどっち買うべきか?」と迷いがちですが、結論としては好きな方でOKです。
MacとWindowsの違いは以下の感じです。
- Windowsより高い(中古で6〜7万円ぐらい)
- iPhoneアプリはMacでしか開発できない
- 見た目がオシャレ
- Macより安い(新品で7〜8万円ぐらい)※
- ゲーム開発に向いている
- 対応しているソフトが多い
※「MacよりWindowsの方が安い」と書きましたが、正確には「MacよりWindowsの方が種類が沢山あるので安いものもある(=MacはMacしかない)」です。
iOSアプリ開発がしたいならMac、ゲーム開発がしたいならWindows、それ以外特にこだわりがなければどっちでもOKです。
MacBookとChromeBookを2台持ちしてる僕の個人的な感覚としては、使い古していくとWindowsは動作が若干重くなりがちです。
最低限のCPU・メモリ・ストレージ【分かりやすく解説】
プログラミングに必要な最低限のスペックを分かりやすく解説します。
以下のような感じです。
CPU:Core i5かRyzen 5かApple M1
「CPU」とは、パソコンの頭脳です。
料理で例えると「料理人の頭の良さ・作業の速さ」です。
Windowsの場合はCore i5かRyzen 5、Macの場合はCore i5かApple M1がオススメです。
CPUの性能が高ければ複雑な動作でもスムーズに処理できるので、「CPUの良さ=パソコンの良さ」です。
CPUの性能が低いとパソコンの起動が遅くなったり、頻繁にフリーズしたりします。
Core i4かRyzen 4以下になると結構動作がモッサリします。
中古で7〜8万円ぐらいのパソコンなら、大体Core i5かRyzen かApple M1のどれかなので、そこまで意識して厳選しなくて大丈夫です。
※「Core i5:コア アイ ファイブ」「Ryzen 5:ライゼン ファイブ」「Apple M1:アップル エムワン」と読みます。
メモリ:8GB以上
「メモリ」とは、作業データを一時的に保存する領域のことです。
料理で例えると「まな板の広さ・机の広さ」です。作業効率に直結します。
作業データを一時的にメモリに保存することでソフト等の読み込みを高速化させ、動作をサクサクにします。
よくある「パソコンが重い!」というのは大体メモリ不足が原因です。
メモリが少ないと、ソフトやアプリを複数立ち上げたときに一気に動作が重くなります。
目安としては8〜16GBあれば問題ないです。
中古で7~8万円ぐらいのパソコンなら、大体8GBあります。
ストレージ:SSDの256GB
「ストレージ」とは、音楽・動画・写真などのデータの保存領域の大きさです。
料理で例えると「冷蔵庫の大きさ」です。
1つ下の段階として128GBがありますが、システムデータだけで大体60〜100GBほど使うので、128GBだとプログラミング関係なく普段使いですら足りないです。
ストレージが少ないと、データが保存できなくなるので、パソコンのアップデートすら出来なくなります。
中古で7〜8万円ぐらいのパソコンなら、大体256GBが一般的です。
ちなみにHDDとSSDの違いは以下です。
- HDD…安くて大容量だが、動作が遅い
- SSD…高めで並容量だが、動作が早い
迷ったらこのパソコンでOK【予算別】
性能にも色々種類があってややこしいので、プログラミングに必要な最低限のスペックを満たすパソコンを予算別にまとめます。
迷ったらこれを買っておけばOKです。
- 5万円以下…あまりおすすめしない
- 10万円以下…Core i5の新品のNEC・富士通・Lenovoなど
- 15万円以下…Core i7の新品のNEC・富士通・Lenovoなど
- いくらでもいい…Surface Laptop 3 15インチ
Mac:5万円以下…あまりおすすめしない
5万円以下のMacは性能的に微妙なのであまりオススメしません。
買った当初は良くても、2~3年ぐらい使い続けることを想定すると、そのうち動作がモッサリしてきます。
Mac:10万円以下…2~3年前ぐらいの中古のMacBook Air
10万円ぐらい予算を出せると、
プログラミングに問題ないスペックのMacが買えます。
僕も8万円の中古のMacBook Airでプログラミングをスタートしました。
◆ソフマップの公式中古専門サイト リコレ:MacBookの中古商品の一覧(価格帯:5万~10万円)
Mac:15万円以下…MacBook Air M1チップ
15万円ぐらい予算を出せると新品のMacBookが買えます。
MacBookの中で一番安価な「MacBook Air M1チップ」で問題なしです。
◆Amazon:MacBook Air M1チップ
Mac:いくらでもいい…MacBook Pro 16インチ
予算をいくらでも出せる場合は「MacBook Pro 16インチ」がおすすめです。
価格は40万円ほどしますが、CPU・メモリ・ストレージ共に最強です。
画面も大きいので作業が効率よく進みます。
プログラミングを進めるにあたり、画面の大きさは割と大事です。
ただし大きくて重いので持ち運びは疲れます。
◆Amazon:MacBook Pro 16インチ
Windows:5万円以下…あまりおすすめしない
5万円以下は性能的に微妙なのであまりオススメしません。
Windows:10万円以下…Core i5の新品のNEC・富士通・Lenovoなど
Windows製品はラインナップが豊富なので、10万円ぐらい予算を出せれば割と選び放題です。
◆Amazon:ノートパソコンの検索結果(価格帯5万〜10万円)
Windows:15万円以下…Core i7の新品のNEC・富士通・Lenovoなど
15万円ぐらい予算を出せると、「Core i7」「メモリ16GB」「SSD 512GB」という具合に、それぞれワンランク上のスペックのパソコンが買えます。
◆Amazon:ノートパソコンの検索結果(価格帯15万円)
Windows:いくらでもいい…Surface Laptop 3 15インチ
予算をいくらでも出せる場合は「Surface Laptop 3 15インチ」がおすすめです。
価格は30万円ほどで、画面の大きさ・CPU・メモリ・ストレージ共に最強です。
Word・Excel・PowerPointといったOfficeソフトが標準装備されているのも嬉しいです。
標準装備されていないパソコンでOfficeソフトを利用するには、月額1,500円ぐらいかかります。
※「Surface Laptop:サーフェス ラップトップ」と読みます。
◆Amazon:Surface Laptop 3 15インチ
パソコン以外に用意すべきもの3つ【無料で揃います】
プログラミングを始めるためにパソコン以外に用意すべきものは以下の3つです。
全て無料で揃います。
目標
目標が無いと、そもそも学習を始めることができない&学習が続きません。
プログラミングはスキルなので、継続すればどんな人でも絶対に身につきますが、必ず2~3回ぐらい挫折しかけます。
僕もJavaScriptとWordPressでそれぞれ1~2ヶ月ぐらい挫折しました。
自分の中で核となる目標がないと、挫折したときにモチベーションが回復できず、そのままフェードアウトします。
「アプリを作りたい」「Webサイトを作りたい」「IT系に転職したい」「フリーランスになりたい」など、どんなことでもいいので、自分なりの目標を決めましょう。
→目的別プログラミング言語はこちらの記事にまとめました。
テキストエディタソフト
↑こんな感じの、プログラミングコードを書くためのソフトです。
テキストエディタソフトには色々な種類がありますが、使うべきソフトは「VS Code」一択です。
世界で一番使われているテキストエディタソフトです。
ここからダウンロードできます。
無料です。
プログラミングはテキストデータなので、やろうと思えばメモ帳アプリでも書けますが、大変すぎて人間の所業じゃないので、テキストエディタソフトを使います。
テキストエディタソフトにはスマホの予測変換のように、1文字入力するだけである程度自動で入力してくれる「Emmet(エメット)」という機能が搭載されています。
プログラミングに暗記が不要と言われる理由はこの「Emmet」があるためです。
無駄な暗記をせずに済み、作業効率を上げるためにテキストエディタソフトが必要です。
IDE(初心者は不要)
IDEは「統合開発環境」といい、作成したプログラミングを実行・動作させるためのソフトです。
基本的に無料ですが、一部有料のソフトもあります。
主に初心者の方が最初に学ぶであろうHTML・CSSはIDEがなくても実行できるので、初心者のうちはIDEは不要です。
僕も独学を進めて3ヶ月ぐらい経過し、PHPを学び出してからIDEを準備しました。
「IDE??よく分からん」という場合はとりあえず無視でOKです。
必要になったら準備しましょう。
初心者はとにかくプログラミングに触れるのを優先すべし【形から入らない】
初心者のうちは、CPUとかメモリとか謎の知識を覚えようとするよりも、実際にプログラミングに触れてみるのが最優先です。
形から入ろうとして、用語集とか買って聞いたこともない用語を全部覚えようとしなくて大丈夫です。
学ぶべきものと学ばなくていいものを区別しないと、プログラミングを学習する前から疲れます。
「CPU?メモリ?よく分かんないけどそれぐらいあるとサクサク動くんだね〜」みたいな感じでOKです。
「CPUの違いも理解してないプログラマーとか終わってる」とか無いです。
何が必要で何が不要かは自分で決めましょう。
僕も最近までSSDとHDDの違いが分かりませんでした。
プログラミング上達のコツは「とにかく手を動かすこと」です。
◆関連記事:天才じゃなくても身につくプログラミングの独学方法【まずは目的を持つこと】
まとめ:プログラミングに必要なパソコンのスペック
記事のまとめ- 中古で7〜8万円ぐらいのYouTubeが問題なく見れる程度のノートPCでOK
- iOSアプリ開発したいならMac、ゲーム開発したいならWindowsにすべし。あとは特にこだわりがなければどっちでもOK
- プログラミングに必要な最低限のスペックは「CPU:Core i5かRyzen5かApple M1」「メモリ:8GB以上」「ストレージ:SSDの256GB」
- 予算別のおすすめのパソコンはこんな感じ
- パソコン以外に用意すべきものは「目標」「テキストエディタソフト」「IDE(初心者は不要)」の3つ
- 初心者はCPUとかメモリとか謎の用語の知識を覚えるよりも、実際にプログラミングに触れるのを優先すべし
「プログラミングをするためにどんなパソコンを買うべきか!?」と必要以上に悩む必要はありません。
野球を始める前から「あのメーカーのグローブがいい」「バットはこのグリップの太さがいい」とか、考えても分からないのと同じです。
初心者向けのものでもなんでもいいので、道具はササっと揃えて、とにかく手を動かしましょう。
僕みたいに8万円のパソコンで十分ずっと使っていけます。
今回は以上です。
関連記事