記事を読むメリット
- プログラミング独学の始め方が分かる
- 初心者がプログラミング独学で陥りがちな罠が分かる
- 「プログラミングって独学でも身につくのかな…」という疑問が消える
完全初心者なんだけど、プログラミングの独学方法が知りたい!プログラミングスクールは値段が高いから行きたくないなあ…プログラミングって独学でも十分身につくのかな?
副業でプログラミングとか始めようかなあ…プログラミングの独学って難しいかな?初心者はどうやって勉強していけばいい?
パソコンで仕事できるようになりたいなあ…なんか最近IT業界の人材って不足してるんでしょ?もしかして今ってIT業界に転職するチャンス?独学でプログラミングを身につければ、初心者でもIT業界に参入できるかな?
このような方に向けて今回は、「初心者は何から始めればいいか」「初心者がプログラミング独学で陥りがちな罠」「挫折しそうになった時の対処法」などを解説します。
僕の経歴としては、プログラミングを独学して3ヶ月で月10万円稼ぎ、1年でWebエンジニアになりました。
現在はア〇〇ビールのエンジニアです。
僕の実体験を交えて解説します。
- Webサイト制作が全てのプログラミングの基本なので、初心者はまずWebサイトを作れるようになろう
- Webサイト制作はHTML・CSSを3ヶ月ぐらい学べばできるようになる
- HTML・CSSは「ドットインストール(月額1,080円)」で学べばOK
- 初心者が独学でプログラミングを身につけるコツは「とにかく手を動かすこと」
- 初心者は何から始めればいい?→まずWebサイトを作れるようになろう
- 初心者がプログラミング独学で陥りがちな罠3つ
- 初心者がプログラミング独学で挫折しそうになった時の対処法3つ
- 初心者がプログラミング独学で稼ぐことは可能か?→3ヶ月で稼げます
- 独学とスクールどっちがいい?→どっちでも大丈夫です
- まとめ:プログラミングは完全初心者でも独学で十分身につく
初心者は何から始めればいい?→まずWebサイトを作れるようになろう
結論として、初心者のプログラミング独学は、まずWebサイトを作ることを目標に始めましょう。
誰でも3ヶ月ぐらいで作れるようになります。
「いや、別にWeb制作者になる予定はない」「アプリを作りたい」「ゲームを作りたい」という人でも、まずWeb制作から入るのがおすすめです。
理由としては、Webサイトの制作に用いられる「HTML」と「CSS」というプログラミング言語(※)が、全てのプログラミングの基礎だからです。
※厳密にいうとHTML とCSSはプログラミング言語ではなく、マークアップ言語と呼ばれるものです。プログラミングの超入門的言語です。
HTML・CSSを使ってWebサイトが作れるようになれば、ピカピカ1年生のプログラマーの仲間入りです。
プログラミング言語には他にもJavaScriptやC言語というものがありますが、初心者には難しいため、いきなり学ぼうとしてもチンプンカンプンな場合が多いです。
僕も最初はJavaScriptから学び始めましたが、難しいとかいうレベルではなく、全てが分かりませんでした。
人間は「難しい」というのはストレスがかかりますが、「全てが分からない」という感じだったので、ストレスすらかかりませんでした。
聞いたことが全てスッーと自分を通り抜けていくような「無」という感じでした。
なので、初心者のプログラミング独学は、まずHTML・CSSを勉強してWebサイトを作ることから始めるのがおすすめです。
ただ、例えば「いや、自分はアプリ開発がやりたいんだ!Web制作?HTML?CSS?そんなものは自分に必要ない!いきなりアプリ制作から始めたら難しいのかもしれないけど、気合いで学んでやる!」という人は、別にHTML・CSSを学ばなくてもOKです。
それぐらいの情熱があるなら、いきなりアプリ開発から始めてもたぶん上手くいきます。
ダメだったら、HTML・CSSから学ぶ直すのを検討すればいいと思います。
「〇〇から学ばないといけない」「〇〇しないといけない」みたいなのはないので、気楽にやりましょう。
プログラミングで一番大切なのは「気楽に学ぶ」ということです。
- 初心者のプログラミング独学は「HTML・CSSを勉強してWebサイトを作る」ことから始めるのがおすすめ
- 自分1人でゼロからWebサイトが作れるようになればプログラミングの基礎は完了(3ヶ月〜半年ぐらいで作れる)
- HTML・CSS以外に学びたい言語がある人はそっちから学んで全然OK
HTML・CSSの勉強法は?
ドットインストールを見ればOKです。
ドットインストールは、動画で学べるプログラミング学習サイトです。
「HTMLとは何か?」「CSSとは何か?」「必要なソフトのインストール方法」といった動画もあり、初心者向けに分かりやすく解説されています。
月額1,080円かかりますが、動画1本あたり3分前後なので、気楽に学習できます。
ちなみに、僕はドットインストールの学習のみでWebエンジニアになりました。
◆関連記事:HTML・CSSとは何?【10分の準備で学習スタートできます】
◆関連記事:ドットインストールの評判は?【1年勉強したらエンジニアになれました】
余談:おすすめのプログラミング言語【中~上級編】
「うーん、Web制作に興味はないから、HTML・CSSは学びたくないなぁ」という方のために、HTML・CSS以外のプログラミング言語を目的別にまとめました。
どれも初心者だと若干難しいですが、極めればその言語だけで年収1,000万は余裕で狙える言語です。
ちなみにこの中だと「C++」が一番難しいです。
- Web制作を極めたい→JavaScript・Ruby
- ゲームを作りたい→C++・C#
- iPhoneアプリを作りたい→Swift
- Andoridアプリを作りたい→Kotlin
◆関連記事:【2024年】主要プログラミング言語12選【年収・将来性で分析】
初心者がプログラミング独学で陥りがちな罠3つ
初心者がプログラミング独学で陥りがちな罠を3つ解説します。
僕も初心者のころに全て陥ってました。
丸暗記しようとする
プログラミング=暗記みたいなイメージがあるかもしれませんが、プログラミングに暗記は一切必要ありません。
もっと言ってしまうと、暗記しようとするプログラマー=三流のプログラマーです。
なぜなら、暗記しなくても、忘れたらそのときにググればいいからです。
プログラマーに必要なのは、「いかに暗記してプログラムを作るか」ではなく、「どんな良いプログラムを作れるか」です。
要は、結果が全てです。
良いプログラムを作れるなら、ググってカンニングしたってOKです。
「暗記力はピカイチだけど微妙なプログラムしか作れないプログラマー」と、「暗記はそこそこレベルだけどめちゃくちゃ良いプログラムを作れるプログラマー」だったら、明らかに後者が重宝されます。
「暗記した方が作業効率が上がる」という意見もあるかもしれませんが、初心者のうちは暗記よりも覚えることがいっぱいあります。
暗記よりも、新しい知識の吸収に時間と脳みそを使いましょう。
「よく使う知識だから覚えておいた方がいい」みたいなことは、わざわざ暗記しようとしなくてもそのうち自然と覚えるので、わざわざ暗記に時間を使わなくて大丈夫です。
また、基本的に日本人は暗記したがります。
元素記号、歴史の年号、英単語、など、日本の教育は暗記主体なので「暗記=正義」みたいな風潮がありますが、その思考は一旦忘れましょう。
全て無料で学ぼうとする
全て無料で学ぼうとするのはやめておきましょう。
理由としては、無料の情報だと質の悪いものも多く、学習に余計な時間がかかったり、どうやって学習を進めればいいか分からず挫折したりして、結局身につかなくなる可能性があるからです。
また、基本的に資格やスキルを学ぶのはなんでもお金がかかります。
先ほど紹介したドットインストールは月額1,080円ですが、しっかり学びたいならそれぐらいは自己投資しましょう。
学ぶのがイヤになったら解約すればOKです。
月額1,080円はネトフリと同じぐらいです。
ネトフリのようは娯楽には1,000円払えるのに、人生が変わる可能性がある自己成長には1円も払いたくないなんて、もったいないです。
ちなみに、僕がプログラミングを身につけるまでに使ったお金は「14,940円」です(パソコン代は除く)。
高いと思うか安いと思うかは人それぞれだと思いますが、僕はプログラミングを身につけてたいぶ人生が変わった(※)ので、僕からすると破格です。
※「年収300万→480万」「肉体労働→IT業界でフルリモート」といった感じで変わりました。
◆関連記事:プログラミング独学におすすめのサイト6選【補足:無料にこだわり過ぎない方が身につきます】
とにかく知識を詰め込もうとする
「まずは本を読みまくろう!」とか「完璧に理解してから始めよう!」といった感じで、とにかく知識を詰め込もうとするのはやめておきましょう。
どんなに知識を詰め込んでも、手を動かさないとプログラミングは身につかないからです。
初心者がプログラミングを身につけるコツは、「とにかく手を動かすこと」です。
「分かる」と「できる」の間には想像以上の差があります。
僕もそうでしたが、本や動画を見て分かった気になっても、実際に自分でやってみるとビビるほどできないとかよくあります。
学習効率の差は「本<<<動画<<越えられない壁<<実際に手を動かす」という感じです(本が一番低いです)。
動画を1時間見るよりも、10分手を動かした方がプログラミングは身につきます。
必要以上に知識を詰め込むと、頭でっかちになってしまって「結局何から手をつければいいか分からない」という状態に陥る可能性もあるので、初心者のうちはとにかく手を動かすことを意識しましょう。
◆関連記事:プログラミング学習に本がいらないワケ【独学1年で買ったのは1冊のみ】
→ドットインストールを使えばOKです。
ドットインストールは、画面の左側で動画を見ながら、右側で実際にコードを打ちながら学んでいけるので、「とにかく手を動かすこと」ができます。
初心者がプログラミング独学で挫折しそうになった時の対処法3つ
初心者がプログラミング独学で挫折しそうになった時の対処法は以下の3つです。
これ以外の対処法はないと思ってます。
「難し過ぎて分からない…」→ 人に聞くか一旦飛ばしましょう
難し過ぎて分からない場合は、もしプログラミングに詳しい人が身近にいらっしゃるなら、その人に聞きましょう。
「詳しい人に教えてもらう」というのが、一番簡単で早い解決方法です。
僕の経験として、ずっと解決できずに1人で3週間ぐらい悩んでたバグが、詳しい人に聞いたら2秒で解決したことがあります。
解決できた嬉しさ8割、「自分の3週間はなんだったんだろう」という虚無感2割でした。
「難し過ぎて分からない」という場合は、詳しい人にアドバイスを求めましょう。
ただし、「人に聞く」というのは少なからず相手の時間を奪う行為であるので、あれもこれも質問しようとせず、必ず自分でググったりしてある程度調べてから質問しましょう。
「ググれば分かることを人に聞く人」はプログラマーとして微妙です。
まず自分でググる癖をつけることができると、ググる力=問題解決能力が磨かれるので、自分自身のためにもなります。
また、もし人に聞いても分からなかったり、聞ける人が近くにいない場合は、一旦飛ばしましょう。
プログラミング初心者に必要なのは、「なんとなく全体像を理解する」ということです。
挫折しそうに追い込まれるぐらい分からないところが出てきたら、一旦飛ばして次に進みましょう。
次に進んで新しい知識を学ぶと、今まで学んできた点と点が繋がって線になって一気に理解できることがあるので、分からないからといって深刻にならず、一旦飛ばしましょう。
独学の場合は中々周りに聞ける人がいないかもしれませんが、プログラミングスクールで学ぶと講師の人に色々質問できます。
「困った時にいつでも相談できる人がいる」というのが、プログラミングスクールの最大のメリットです。
◆関連記事:プログラミングスクールが無駄と言われるワケ【僕は独学で身につけました】
「バグが全然解決できない…」→ 一旦寝ましょう
バグが全然解決できない場合は、一旦寝ましょう。
理由は、バグは解決しない時はどんなに頑張っても解決しないからです。
逆に、解決できる時は一瞬で解決できます。
前の日にどんなに考えても解決できず、夜中までずっと考えてめちゃくちゃ悩みまくったバグが、次の日朝起きて改めて考えてみたら数分であっけなく解決できることとかザラにあります。
たった1文字のスペルミスがバグの原因だったりすることもあります。
思い詰めてもバグは解決しないので、どうしても解決できなかったら一旦寝ましょう。
「モチベが上がらない…」→ 学ぶ理由を再認識しましょう
勉強するモチベが上がらない場合は、学ぶ理由を再認識しましょう。
モチベーションが上がらない理由は「やる理由が明確になっていないから」です。
例えば、「ただなんとなくダイエットして10キロ痩せたい」と思うよりも、「夏に海デートする予定があるから腹筋バキバキにしておきたい!」「結婚式でドレスが着たいからダイエットしたい!」というような、動機が伴っている方が頑張れるのと同じ感じです。
初心者がプログラミングを独学する場合は、
「副業で5万円ぐらい稼げるようになりたい!」
「エンジニアに転職したい!」
「アプリを作れるようになりたい!」
というように、学ぶ理由を明確にしましょう。
◆関連記事:プログラミング学習の目標の決め方【わりと適当で問題なし】
初心者がプログラミング独学で稼ぐことは可能か?→3ヶ月~半年で稼げます
これは僕の実体験を含みますが、初心者がプログラミングの独学で稼げるようになるまでの期間は、大体3ヶ月〜半年ぐらいです。
僕は独学開始から3ヶ月で初収入を得ました。
2022年の4月にドットインストールに課金して独学を始め、2022年の6月にランサーズでWeb制作の案件を初受注しました。
プログラミングを学ぶ前は工場勤務などの肉体労働しかしたことなかったので、プログラミングに関して完全無欠の初心者でしたが、プログラミング独学3ヶ月で稼げるようになりました。
HTML・CSSが入門的な言語ということもあり、初心者でも3ヶ月〜半年ほど学べば月2〜3万円ぐらいは稼げるようになります。
◆関連記事:プログラミング独学で稼ぐ道のり【月10万円稼ぐまでの実体験】
◆関連記事:実績ゼロでも受注できたクラウドワークスの提案文の書き方【月10万円稼いだテンプレあり】
僕が3ヶ月で稼ぐためにやったことは以下です。
- 毎日平均2〜3時間HTML・CSSの勉強
- 毎日ランサーズを見て、応募できそうな案件があったら応募
- 応募する時は相手のことを考えて丁寧な提案文(※)を書く
※案件に応募する時に自分をアピールするために書く文章のこと。
上記の中に運要素は無いです。
例えば、もしランサーズで案件に応募して「初めての提案で1回で受注できた!」とかなら「たまたま」かもしれませんが、僕は初受注までに13〜15回ぐらい提案して落ちてます。
なので、僕は「たまたま上手くいった人」ではないです。
13〜15回ぐらい落ちてますが、その代わり応募できそうな案件には全て応募したので、僕は「たまたま3ヶ月で稼いだ人」ではなく、「稼げるまで行動を継続していたら稼ぐまでに3ヶ月かかってた人」です。
上記の3つは、特別なことは一切なく誰でもできることなので、継続すれば誰でも3ヶ月~半年あれば稼げるようになります。
独学とスクールどっちがいい?→どっちでも大丈夫です
独学だと身につかないんじゃないか…プログラミングスクールに入ってちゃんと学んだ方がいいのかなぁ…
でもプログラミングスクールは高いしなぁ…独学でもちゃんと身につくよね?
という風に、プログラミングを学ぼうとすると「独学」と「スクール」のどっちで学べばいいか悩むかもしれませんが、
その悩みに対する結論としては、独学でもスクールでもどっちでも大丈夫です。
理由としては、スクールでも独学でも、学ぶ内容は一緒だからです。
プログラミングはあくまでスキルなので、「このスクールに入らないとゲットできない!プログラミング上達のためのマル秘情報!」みたいなのはありません。
スクールと独学で違うのは、挫折のしづらさです。
分からないところを講師の人に質問できる環境が整っているので、スクールの方が挫折しづらいです。
それぞれのメリット・デメリットをまとめます。
ちなみに僕が独学を選んだ理由は、スクールに入るお金がなかったからです。
- メリット…自分の好きなタイミングで学習できる・スクールよりはるかに安い
- デメリット…サボろうと思えばいくらでもサボれる・質問できる人がいない
- メリット…質問できる人がいるので挫折しにくい・最短距離で身につく
- デメリット…費用が高い・挫折したときに失うお金が大きい
◆関連記事:プログラミングスクールに入るメリットとデメリット【ぶっちゃけどっちでもいい】
まとめ:プログラミングは完全初心者でも独学で十分身につく
記事のまとめ- Webサイト制作が全てのプログラミングの基本なので、初心者はまずHTML・CSSを勉強してWebサイトを作れるようになろう
- HTML・CSS以外に学びたい言語がある人はそっちから学んで全然OK
- プログラミングで一番大切なのは「気楽に学ぶ」ということ
- 初心者がプログラミング独学で陥りがちな罠は「丸暗記しようとする」「全て無料で学ぼうとする」「とにかく知識を詰め込もうとする」の3つ
- 独挫折しそうになった時の対処法は「人に聞く」「一旦飛ばす」「一旦寝る」「学ぶ理由を再認識する」といった感じ
- 初心者でもHTML・CSSを3ヶ月~半年ほど学べば月2~3万円ぐらいは稼げるようになる
- プログラミングは独学でもスクールでもどっちでも大丈夫
プログラミングは完全初心者でも独学で十分身につきます。
何をもって「十分」と感じるかは人それぞれだと思いますが、少なくとも肉体労働しかしたことなかった人が1年でIT業界に転職できるレベルまでは独学で身につきます(僕のことです)。
初心者のプログラミングで独学で一番大切なのことは「気楽に学ぶ」「とにかく手を動かすこと」です。
今回の記事が、当時の僕のような「プログラミングを身につけて時間と場所を選ばずに自由に仕事できるようになりたいなぁ…」と思っている人の何かの参考になれば幸いです。
今回は以上です。
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