記事を読むメリット
- プログラミング独学を始めるために必要な物が分かる
- 学習の全体の流れが分かり、プログラミング独学に対する疑問が消える
プログラミングを独学しようと思ってるけど何を準備したらいいかな?
MacとWindowsどっちがいい?中古の安いパソコンとかでも大丈夫?
プログラミング学習の全体の流れが知りたい!身につくまでにどれぐらい時間かかる?
このような方に向けて今回は、プログラミング独学を始めるために必要な物を解説します。
ちなみに僕の経歴としては、プログラミングを1年独学して業界未経験でWebエンジニアになりました。
- プログラミング独学を始めるために必要な物は「目的」「パソコン」「テキストエディタソフト」「IDE(初心者は不要)」の4つ
- パソコンはMacでもWindowsでもどっちでもいい。試しに始めるなら中古の4〜5万円のもので十分
準備するものは色々ありますが、「プログラミングを学ぶ目的」が一番大切なので、解説していきます。
目次- プログラミング独学を始めるために必要な物4つ【パソコンは何でもいい】
- プログラミング独学の目的の決め方【自分の理想像を思い描いてみる】
- 僕が実際にやったプログラミング独学の流れ【2〜300時間で身についた】
- プログラミング独学におすすめのサービス3つ【無料あり】
- 独学を失敗させないコツ3つ【気軽に諦めよう】
- まとめ:プログラミング独学を始めるために必要な物
プログラミング独学を始めるために必要な物4つ【パソコンは何でもいい】
プログラミング独学を始めるために必要な物は以下の4つです。
パソコンはなんでもいいのと、IDEは初心者のうちは不要です。
以下の4つを準備すれば、今日からプログラミング独学ができます。
目的
1番大切です。
「プログラミングを身につけて何をしたいか」という目的がないと、学習を始めることができない&学習が続きません。
プログラミングはスキルなので、継続すればどんな人でも絶対に身につきますが、どんな人でも2〜3回ぐらい挫折しかけます。
僕もJavaScriptとWordPressでそれぞれ1〜2ヶ月ぐらい挫折しました。
自分の中で核となる目的がないと、挫折したときにモチベーションが回復できず、そのままフェードアウトします。
「アプリを作りたい」「Webサイトを作りたい」「IT系に転職したい」「フリーランスになりたい」など
どんなことでもいいので、自分なりの目的を決めましょう。
→目的別プログラミング言語はこちらの記事にまとめました。
パソコン
MacでもWindowsでもどっちでもいいです。
こだわりがあれば別ですが、飛行機に乗るときに「ANAでもJALでもどっちでもいい」みたいな感じです。
iPhoneアプリの開発はMacじゃないとできませんが、初心者のうちは性能の違いとかも誤差です。
初心者が始めるレベルのプログラミングなら、中古の5〜6万円ぐらいでYouTubeが不便なく見れるレベルの性能のパソコンで十分です。
Macの方が慣れると作業効率が良い&ライフハック情報が充実しているので
個人的にはMacの方がおすすめです。
お金に余裕があるならMacBook Pro の16インチがいいです。
ちょっと重いですが、画面が大きくて見やすいです。
- iPhoneアプリを作りたい→MacBook Pro か MacBook Air
- お金に余裕がある→MacBook Pro 16インチ
- 軽くて持ち運びしやすいのがいい→MacBook Air
- Windowsに慣れてる→Windows
- あんまりお金ない→数年前の5~6万円ぐらいの中古PCで問題なし
初心者のうちのパソコンは、結局は気分の問題です。
新品を買った方が張り切れるなら新品買いましょう。
パソコンの扱いはスキルというか"慣れ"です。
スマホも最初は使い慣れなかったと思いますが、今はある程度自由自在に操作できますよね。
それと同じで使っていけば慣れるので、心配せずとりあえず使っていきましょう。
テキストエディタソフト
プログラミングコードを書くためのソフトです。
↓こういうのです。
おすすめのテキストエディタソフトはVS Codeです。
ここからダウンロードできます。
無料です。
僕も使っています。
たぶん世界で一番使われているテキストエディタソフトなので、VS Codeを使っておけばとりあえずOKです。
プログラミングはテキストデータなので、やろうと思えばメモ帳アプリでもプログラムが書けますが、大変すぎて人間の所業じゃないので、テキストエディタソフトを使います。
テキストエディタソフトには便利な機能がたくさん備わっており、その中の1つとして、スマホの予測変換のように、1文字入力するだけである程度自動で入力してくれる「Emmet(エメット)」という機能があります。
プログラミングに暗記が不要と言われる理由はこの「Emmet」があるためです。
無駄な暗記をせずに済み、作業効率を上げるためにテキストエディタソフトが必要です。
IDE(初心者は不要)
IDEは統合開発環境と呼ばれ、作成したプログラミングコードを実行・動作させるためのソフトです。
基本的に無料ですが、一部機能が有料のソフトもあります。
主に初心者の方が最初に学ぶであろうHTML・CSSはIDEがなくても実行できるので、初心者のうちはIDEは不要です。
僕も独学を進めて3ヶ月ぐらい経過し、PHPを学びだしてからIDEを準備しました。
逆にHTML・CSS以外の言語から学ぶ場合はIDEも準備しましょう。
- PHP・Python・Rubyなどが動作する「Ecripse」
- iOSアプリの開発に必要な「Xcode」
- 一部有料だが機能が最強な「Cloud9」
目的別の必要なものまとめ
Web制作がしたい- パソコン:MacでもWindowsでもお好きな方
- テキストエディタ:VS Code
- IDE:とりあえずいらない
- パソコン:Mac
- テキストエディタ:VS Code
- IDE:Xcode
- パソコン:Mac
- テキストエディタ:VS Code
- IDE:Ecripse か Cloud9
プログラミング独学の目的の決め方【自分の理想像を思い描いてみる】
プログラミング独学の目的の決め方は以下がおすすめです。
プログラミング独学の目的の決め方①自分の理想像を思い描く
ざっくりでいいので、まずは「プログラミングを身につけてどうなりたいか」を決めましょう。
「副業で月5万円ぐらい稼ぎたい」「趣味でアプリを作りたい」「IT業界に転職して年収上げたい」といった具合です。
ちなみに僕の理想像は「自由に仕事すること」です。
時間や場所や服装とか気にせず、自由に仕事したいのでWeb系を選びました。
→Web系が自由な理由はこちら
②それが叶うジャンルを選ぶ
ひとことで「プログラミミング」といってもジャンルによって若干違いがあるので、あなたの理想像が叶うジャンルを選びましょう。
選び方はこんな感じです- 「副業で月5万円ぐらい稼ぎたい」→ Web系がおすすめ
- 「趣味でアプリを作りたい」→ アプリ開発系がおすすめ
- 「IT業界に転職して年収上げたい」→ AI(人工知能)系がおすすめ
ちなみにジャンルによっては、毎日開発現場に行かないといけないものもあるので、僕みたいな「自由に仕事したい」という思考の人がそういうジャンルに転職すると「思ってたんと違う」となって絶望します。
理想像とジャンルはしっかり決めましょう。
③そのジャンルのプログラミング言語を学ぶ
プログラミング言語によって、それぞれ出来ることと出来ないことが違うので、あなたが目指すジャンルに合ったプログラミング言語を学びましょう。
具体例はこんな感じです- 「副業で月5万円ぐらい稼ぎたい」→ Web系 → JavaScript・PHP
- 「趣味でアプリを作りたい」→ アプリ開発系 → Swift・Kotlin
- 「IT業界に転職して年収上げたい」→ AI系 → Python
上記の言語をいきなり学ぶと、ちょっと難しい場合もあるので
そういう場合はHTML・CSSから勉強し始めるといいです。
僕が実際にやったプログラミング独学の流れ【2~300時間で身についた】
僕が実際にやった独学の流れはこんな感じです。
この流れで独学して、未経験からWebエンジニアになりました。
①自分の理想像・ジャンル・言語を決める
理想像・ジャンル・言語の決め方は先述の通りです。
大事なのでしっかり決めましょう。
②必要なものを準備する
これも先述の通り、必要なものは「目的」「パソコン」「テキストエディタ」「IDE(初心者は不要)」の4つです。
③学習環境を整える【ドットインストールがおすすめ】
独学なので、学べる環境を整えましょう。
僕はどこで学べばいいか迷っていたときに、マナブさん(※)がドットインストールをおすすめしていたので、そこで学びました。
ドットインストールは動画で学べるプログラミング学習サイトで、学習環境の整え方から実際にプログラムを組んで完成させるまでを3〜4分の動画で学んでいけます。
僕は本などは一切買わずにドットインストールのみで独学しました。
ドットインストール公式サイト
※マナブさん:ブログとプログラミング系のインフルエンサー
◆関連記事:ドットインストールの評判は?【1年勉強したらエンジニアになれました】
④HTML・CSSを学ぶ【2~300時間で身についた】
僕は最初はJavaScriptという言語を勉強したかったので、ドットインストールのJavaScriptについての動画を見て学ぼうとしましたが、いきなりは難しすぎてマジで何言ってるか分かりませんでした。
なのでまずはプログラミングの基礎を身につけるために、入門的な言語であるHTML・CSSから勉強しました。
合計2~300時間ぐらい、1日3時間で3ヶ月ぐらい勉強したらWebサイトが作れるようになり、プログラミングの大体の雰囲気が分かりました。
⑤その他の言語を学ぶ
HTML・CSSを2〜300時間ぐらい勉強して大体身についたあと、待ちに待ったJavaScriptを学び始めました。
「ドットインストールで動画を見て学ぶ→実際に手を動かしてやってみる→上手くいかなかったらもう一回見るか自分で色々調べる」という繰り返しで身につけました。
プログラミング独学におすすめのサービス3つ【無料あり】
プログラミング独学におすすめのサービスを3つ紹介します。
完全無料のものもあります。
ドットインストール【一部有料】
動画で学べるプログラミング学習サイトです。
月額1,080円(税込)で7,000本以上の動画が見れます。
1本だいたい3〜4分ぐらいなので、テンポよく学習していけます。
最初の20本ぐらいは無料で見られるので、試しに見てみるといいかもしれません。
初心者向けに作られているサイトなので、結構分かりやすいです。
→ドットインストールはこちら
Progate【一部有料】
「プロゲート」と読みます。
ドットインストールは動画ですが、こちらは画像で解説されたスライドを見ながら学習していきます。
経験値やレベルといったステータスがあるので楽しく学習できると思います。
年間プランがあり、月額990円~1,490円(税込)です。
独学で学ぶ人は大体ドットインストールかProgateで学んでいます。
→プロゲートはこちら
CODEPREP【完全無料】
「コードプレップ」と読みます。
こちらは、計算ドリルのように穴埋め方式で学んでいきます。
もともとは2018年9月30日に閉鎖予定だったらしいですが「閉鎖しないで欲しい」というユーザーの声が沢山あり、閉鎖せず存続したというサイトです(更新は停止しました)。
更新は止まっていますが、更新停止に伴って有料会員限定だったコンテンツが無料会員向けに解放されたので、現在CODEPREPは全て無料で学習できます。
無料ですが言葉での説明がほぼなく問題が出題されるだけなので、他のサイトで勉強してから復習として使うのがいいかもしれません。
→CODEPREPはこちら
独学を失敗させないコツ3つ【気軽に諦めよう】
”挫折→復活”を2回ほど経験して実感した、独学を失敗させないコツを3つ解説します。
独学を失敗させないコツ3つ気軽に諦める
ぶち当たるポイントは人それぞれだと思いますが、プログラミングを独学してると必ず壁がやってきます。
壁にぶつかってどうしても乗り越えられない時は、諦めましょう。
諦めて、一旦ほかの言語を学んでみましょう。
僕もJavaScriptがイマイチ理解できず挫折しかけたので、一旦放置してPHPを学びました。
ちょっと放っておいて、後で再開すると理解できるようになったりするので
気楽に挫折して気楽に学び直しましょう。
学習する順番にも決まりはありません。
とにかく手を動かす
プログラミング習得のコツはとにかく手を動かすことです。
30分の動画を1本見るよりも、10分手を動かした方が成長します。
動画や本を見てインプットするのも大切ですが、インプットしたらアウトプット(=手を動かす)して知識を定着させましょう。
「とにかく手を動かす」ことがプログラミング独学成功の一番の近道です。
いきなり全て理解しようとしない
「ひたすら本を読みまくる」「とにかく動画を全部見る」という勉強方法だと失敗します。
知識を詰め込もうとして疲れる&インプットばかりで手が動いていなので身につかず、
「こんなに頑張ってるのに身につかない!」という思考回路になって挫折します。
用語とかも覚える必要はないです。
必要になったらその時に覚えればOKです。
いきなり全て理解しようとせず、少しずつ雰囲気を理解していきましょう。
まとめ:プログラミング独学を始めるために必要な物
記事のまとめ- プログラミング独学を始めるために必要な物は「目的」「パソコン」「VS Code」「IDE(初心者は不要)」の4つ
- パソコンはMacでもWindowsでもどっちでもいい。中古の4〜5万円のもので十分
- 初心者が基礎を身につけるために必要な時間は2〜300時間ぐらい
- 目的の決め方は「自分の理想像から逆算する」こと
- 学習方法は「ドットインストール」を見ておけばOK
- 独学を失敗させないコツは「気軽に諦める」「とにかく手を動かす」「いきなり全て理解しようとしない」の3つ
プログラミングを身につけるためには、日々の積み重ねが大切です。
1日10分でもいいので、なるべく毎日プログラミングに触れるようにしましょう。
今回は以上です。
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