記事を読むメリット
- スキルなしでフリーランスになる危険性が分かる
- スキルなしでフリーランスになりたい人がまずやるべきことが分かる
スキルはないけどフリーランスになりたい!スキルなしでもフリーランスになれるジャンルってある?
時間と場所に捉われずに自由に仕事したい!とりあえずフリーランスになって、やりながら経験積んでスキルを磨いていけば大丈夫かな?
どんなスキルを身につけたらフリーランスになれるの?
このような方に向けて今回は、「スキルなしでもフリーランスになれるのか」を解説します。
結論としては「なれないこともないが、めちゃくちゃ頑張らないといけないし、無駄にリスクが多い」ということです。
この記事を書いている僕の経歴としては、スキルなし・業界未経験からフリーランスエンジニアになりました。
- 「スキルなしでフリーランスになりたい!」は、「お米ないけどチャーハン作りたい!」と言ってるのと同じ。スキル(お米)が無いとどうにもならない
- スキルなしのまま憧れや勢いだけでフリーランスになることはできない
- 2~3年ぐらい実務経験を積んでからフリーランスになった方が一番安全だし、経歴が強くなるので稼ぎやすくなる
僕が1回目にフリーランスになった時は、失敗して借金400万円を作りました。
2回目にフリーランスになった時は、年収480万円ぐらいになりました。
実体験を交えて解説していきます。
- スキルなしでフリーランスになりたい!= お米ないけどチャーハン作りたい!
- スキルなしでフリーランスになるのはやめた方がいい【僕の失敗談】
- スキルなしからフリーランスを目指す手順5つ【実務経験あるのみ】
- とはいえ、就職をしたくない人へ【残された選択肢は2つです】
- スキルなしからフリーランスを目指せるジャンル5つ【好き嫌いで選ぼう】
- まとめ:フリーランスになるならまずスキルを身につけよう
スキルなしでフリーランスになりたい!= お米ないけどチャーハン作りたい!
「スキルなしでフリーランスになりたい!」というのは「お米ないけどチャーハン作りたい!」というのと同じです。
つまり「無理」、もしくは「順番が逆」ということです。
お米があるから初めて「チャーハン作ろうかな?」「カレー作ろうかな?」と迷うことができます。
お米なしでチャーハンは作れません。
フリーランスもそれと同じです。
スキルがないとフリーランスにはなれません。まずスキルを身につけましょう。
何かのスキルがあって初めて「フリーランスになろうかな?」「もっと良い会社に転職しようかな?」と迷うことができます。
「フリーランス」というのは、スキルを持ってる人が取れる選択肢です。
スキルなしでフリーランスになるのはやめておきましょう。
無理して「お米なしでチャーハンを作る方法」とかググるより、普通にお米買ってきましょう。
◆関連記事:フリーランスは生活できないと言われるワケ【僕も最初は時給60円でした】
スキルなしでフリーランスになるのはやめた方がいい【僕の失敗談】
スキルなしでフリーランスになるのはやめた方がいいです。
僕は2回フリーランスになっていますが、
1回目はスキルなしでフリーランスになって失敗し、借金400万円を作りました。
2回目はプログラミングを身につけて、年収480万円ぐらいになりました。
1回目と2回目の違いは以下です。
※1回目と2回目の間は、1年半ぐらい倉庫でアルバイトしてました。
- 年齢…21〜24歳
- スキル…なし
- 持ってたもの…ノリ・勢い・憧れ・若さ
- 年齢…26歳〜現在
- スキル…プログラミングスキル・ビジネスコミュ力
- 持ってたもの…Webサイトの制作実績8件ぐらい・半年ほどの実務経験
- 仕事が取れない
- 収入がなくて焦る
- 焦るので勉強に集中できない
- ライバルが自分の上位互換ばかりでマジで折れそうになる
1回目はスキルなしで勢いだけでフリーランスになった結果、全く稼げず失敗しました。
2回目はスキルを身につけて実績を積んでからフリーランスなった結果、普通に生活できるレベルまで稼げました。
スキルなし・実績なしのフリーランスだとそう簡単に仕事は取れないので、
スキルなしでいきなりフリーランスになるのは「超大変」ということを覚悟しておいた方がいいです。
「スキルなしでフリーランスになるのはなるべくやめておいた方がいい」というのが個人的な意見です。
スキルなしからフリーランスを目指す手順5つ【実務経験あるのみ】
スキルなしからフリーランスを目指す手順は以下の5つです。
スキルなしからフリーランスを目指す手順自分の将来のビジョンを考える
まずは自分の将来のビジョンを考えましょう。
具体例は以下です。
- どんなジャンルの仕事がしたいのか
- どれぐらいの期間をかけるのか
- 「収入」「家族との時間」「趣味の時間」などで、何を一番優先したいのか
- もし失敗したらどうするのか など…
今まであまり将来のビジョンを考えた習慣が無いと、上手くイメージできなかったり、
めんどくさかったりしますが、ざっくりでいいので考えましょう。
フリーランスとは個人事業主です。
自分自身の将来のビジョンすら思い描けないようでは、個人事業主として上手くいきません。
また、将来のビジョンをイメージできているのとできていないのでは、挫折しやすさが変わります。
明確にイメージできているほど、ちょっとやそっとじゃ折れにくくなります。
まずは自分の将来のビジョンを考えましょう。
スキルを勉強する
ビジョンを決めたら、そのビジョンに合ったスキルを勉強しましょう。
僕のビジョンは「時間と場所に縛られたくない」「服装も自由がいい」「30歳で年収1,000万は欲しい」という感じだったので、
パソコン1台あればどこでも仕事ができる「Webエンジニア」になることを決めました。
※ビジョンに合ったスキルは後ほど解説します。
倉庫のアルバイトをしながら1年ほどプログラミングの勉強を続けた結果、それなりにエンジニアとしての実務スキルがつきました。
僕の友人も動画編集を1年ちょい勉強して業界未経験で映像会社に就職したので、
どのジャンルでも大体1年ぐらい勉強すれば、その業界に就職できる「ピカピカの1年生」レベルまで身につきます。
◆関連記事:ノマドを目指す人の為のプログラミング学習手順【3ヶ月で身につく】
その業界に就職して2~3年ぐらい実務経験を積む
フリーランスになるために、一旦就職しましょう。
理由としては、「安定したお給料を貰いながら実務スキルが身につく」「ちゃんと会社で働いた経歴があった方がフリーランスになった時に信用される」からです。
「就職が嫌だからフリーランスになりたいんだよ!」と思うかもしれませんが、
独立するという目的があれば、就職は無料で学べる学校です。
むしろ、学びながらお金が貰えます。控えめに言って最高です。
ありがたく学びとお金を頂いて、2〜3年経験を積んだらドロンしましょう。
また、基本的にフリーランスは信用ゼロからスタートします。
その人が何ができるのか?本当にできるのか?という判断材料がないからです。
しかし、ちゃんと会社で働いた経験があれば、少しは信用されやすくなります。
一旦就職した方が、強いフリーランスになります。
◆関連記事:プログラミングを独学して1年で就職した話【フルリモート&定時7時間】
副業で月10万円ぐらい稼ぐ
就職して実務経験を積みつつ、副業で月10万円ぐらい稼ぎましょう。
もしかしたら「副業で月10万円とかちょっとハードル高いって…」と、思うかもしれませんが、
フリーランスとして生計を立てていくのはそれより大変です。
副業で月10万円稼げるようになると、フリーランスとしての仕事をするときのイメージが湧きます。
副業で実績を積めば、フリーランスになった後も仕事が取りやすくなります。
目安として、「副業で月10万円を半年継続」か「副業の収入が本業を超えるのが3ヶ月継続」できたら、フリーランスになっても問題ない頃合いかと思います。
まずは副業で月10万円を目指しましょう。
案外なんてことなかったりします。
◆関連記事:プログラミング独学で稼ぐ道のり【月10万円稼ぐまでの実体験】
フリーランスになる
「副業で月10万円を半年継続」か「副業の収入が本業を超えるのが3ヶ月継続」できたら、フリーランスになってもいい頃合いです。
もしくは、ちゃんと実務経験を積んでその業界のことを肌で理解できるようになっていれば、自分が「いける!」思ったタイミングで独立してみるのも割とありです。
フリーランスになる最初は不安が大きいと思います。
ですが、そこまで稼げるようになった力は本物です。
むしろ、就職していたときよりも自由に使える時間が増えるので、間違いなくさらに稼げるようになります。
どうしても不安な場合は、生活防衛費として1年分の生活費を貯金しておきましょう。
とはいえ、就職をしたくない人へ【残された選択肢は2つです】
とはいえ、僕もそうですがフリーランスになりたい人は、自由になりたくて就職とかしたくない人が多いと思います。
そういう人に残された選択肢は以下の2つです。
諦めて就職する
諦めて一旦就職するのも1つの手です。
先述していますが、独立するという目的があれば、就職は無料で学べる学校です。
むしろ学びながらお金が貰えます。最高の環境です。
ありがたく学びとお金を頂いて、2〜3年ほど経験を積んだら丁重に辞めさせて頂きましょう。
「2~3年就職しないといけない」ではなく、「2~3年就職すれば最高の自由が待っている」と思えば、割と頑張れると思います。
めちゃくちゃキツいのを覚悟してフリーランスになる
スキルなし・実績なし・信用なしのフリーランスはまず稼げません。
「勉強は分からない」「実績を積もうにも仕事が取れない」「貯金は減る一方」という状況になる可能性も覚悟の上でフリーランスになりましょう。
僕は1回目の失敗の時に借金400万円を作って信用情報にも傷がつき、
32歳ぐらいになるまで今もクレジットカードが作れず、賃貸の入居審査も9割落ちます。
他にも貧乏すぎて1日1食、ご飯とお味噌汁とトップバリュの冷凍メンチカツ2個しか食べられない生活が半年続きました。
その生活を続けても別に稼げるようになったのではなく、半年続けた先に待っていたのは借金400万円と夢の挫折でした。
スキルなしでフリーランスになるなら「めちゃくちゃキツいし、キツいのを乗り越えたからといって必ず報われるとは限らない」というのを覚悟しましょう。
スキルなしからその道にフリーランスになるのは、どんなに早い人でも3年ぐらいかかります。
就職せず「自由だけど、めちゃくちゃ苦労するし、稼げないし、成長するかどうかも自分の行動力次第の3年」を過ごすか、
就職して「若干不自由だけど、安定したお給料をもらいつつ、確実に成長して過ごす3年」を過ごすか、
自分に合った好きな方でいいと思います。
ちなみに福山雅治さんも、18歳の当時に20万円とギターだけを持って長崎から上京して、今やスーパースターになったので、自分が良いなら「ノリと勢いで思いきって挑戦する」という人生も割とありだと思います。人に語れるエピソードも出来ますしね。
スキルなしからフリーランスを目指せるジャンル5つ【好き嫌いで選ぼう】
スキルなしからフリーランスを目指せるジャンルを5つ紹介します。
選ぶポイントとしては「好き嫌いで選ぶべし」ということです。
嫌いなジャンルだと、フリーランスになっても続きません。
自分と運命共同体になる仕事なので、自分が好きだと思える職種を選びましょう。
エンジニア系
- 具体例…プログラマー・Webエンジニア・ゲームエンジニアなど
- 年収例…700万〜1,200万円
- 得られるもの…時間と場所に縛られない・服装自由・高収入
- デメリット…無理な人は無理
エンジニア系はパソコン1台あれば仕事ができるので、時間と場所に縛られないメリットが大きいです。
スキルの取得に時間がかかる分、高収入を狙えるジャンルです。
Web業界は比較的ゆるいので、自由さと収入を追求するならWebエンジニアがおすすめです。
◆関連記事:ノマドを目指す人の為のプログラミング学習手順【3ヶ月で身につく】
デザイナー系
- 具体例…Webデザイナー・イラストレーター・映像クリエイターなど
- 年収例…400万〜600万円
- 得られるもの…時間と場所に縛られない・服装自由・自己表現
- デメリット…センスもある程度必要
デザイナー系も比較的自由なのと、自分の好きなイラストやデザインを作ることができるので、仕事を通して自己表現ができます。
単価が安めの業界なので、他のジャンルと比べると若干収入が落ちます。
マーケティング系
- 具体例…Webマーケター・Webライターなど
- 年収例…500万〜800万円
- 得られるもの…時間と場所に縛られない・高収入・権利収入
- デメリット…実績をシビアに見られる
マーケティングとは、広告や企業戦略を見直し、集客や売上の向上を計ることです。
企業の売上をアップさせることが最優先ミッションなので、「これまで何%売上をアップさせた実績があるのか?」というように、実績は数字でシビアに見られます。
売上をアップできないと容赦なく契約打ち切りになります。
交渉によっては「売上の何%を貰う」という契約もできるので、毎月必ず入ってくる権利収入を得ることもできます。
コンサル系
- 具体例…経営コンサル・ITコンサル・教育コンサルなど
- 年収例…800万〜1,400万円
- 得られるもの…時間と場所に縛られない・安定した収入・高収入
- デメリット…実績をシビアに見られる
コンサルとは、自分の経験やノウハウを元にして、企業の課題に対してアドバイスを行うことです。
変な人にアドバイスされたら会社がおかしな方向にいってしまうので、マーケティング系と同様に、実績や人間性、信頼性をシビアに見られます。
非常に単価の高いジャンルで、実績によってはコンサル1時間あたり5万~10万円の単価設定も可能です。
接客系
- 具体例…パーソナルトレーナー・営業代行・美容師など
- 年収例…400万〜700万円
- 得られるもの…ファン・安定した収入・自己表現
- デメリット…ライバルが多い
接客系はスキル以外にも、自分のキャラクターや人間性を生かすことができます。
自分の魅力でファンを作ることができれば、例えばジムだったら毎月通ってくれるお客さんになってくれたり、安定した収入が狙えます。
ちゃんと自分のファンになってもらえれば、例えば店舗を移転することになっても、また来てくれます。
まとめ:フリーランスになるならまずスキルを身につけよう
記事のまとめ- 「スキルなしでフリーランスになりたい!」は「お米ないけどチャーハン作りたい!」と同じ。まずはお米を用意しよう
- スキルなしでいきなりフリーランスになるのは「超大変」ということを覚悟しておいた方がいい
- スキルなしからフリーランスを目指す手順は「自分の将来のビジョンを考える」「スキルを勉強する」「その業界に就職して2〜3年ぐらい実務経験を積む」「副業で月10万円ぐらい稼ぐ」「フリーランスになる」の5つ
- 就職をしたくない人に残された選択肢は「諦めて就職する」「めちゃくちゃキツいのを覚悟してフリーランスになる」の2つ
- 独立するという目的があれば、就職は無料で学べる学校
- スキルなしからフリーランスを目指せるジャンルは「エンジニア系」「デザイナー系」「マーケティング系」「コンサル系」「接客系」の5つ
スキルなしでフリーランスになるのは、個人的にはおすすめしません。
フリーランスを目指すなら、何かしらのスキルを身につけましょう。
スキルを身につけるまでに、もしかしたらそれなりに苦労するかもしれませんが、苦労の先には自由が待っています。
僕もプログラミングを1年独学して身につけ、そこそこの自由と平均よりほんの少し高めの収入を得ました。
プログラミングというスキルを身につけて、僕は割と人生が変わりました。
今回の記事が、今後の人生設計において何かの参考になれば幸いです。
今回は以上です。
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