記事を読むメリット
- 2024年のWeb制作市場のリアルな現状が分かる
- Web制作で生き残るための方法が分かる
Web制作ってまだ稼げる?そろそろ時代的にオワコンなんじゃない?
副業でWeb制作を始めようと思ってるけど、稼げなかったらヤダなあ…実際どうなの?
Web制作の業界で生き残る方法も知りたい!
今回は、このような方に向けた記事です。
この記事を書いている僕は、ア〇〇ビールの現役Webエンジニアをやっています。
副業でWeb制作もやっており、本業とは別で月40時間ぐらいの作業で5万~10万円ぐらい稼いでいます。
一部で「Web制作はオワコン」と言われつつも、色々工夫して稼げるようになった結果感じることは、Web制作自体は別にオワコンではないです。
- Web制作がオワコンなんじゃなくて、オワコンなWeb制作者が増えてるだけ
- 2024年の僕はWeb制作を続けてます【月10万円ぐらいなら普通にいける】
- 結論:Web制作は今から始めても遅くはない
- オワコンなWeb制作者の特徴3つ【Web制作ができれば稼げると思ってる人】
- Web制作で生き残るための方法3つ【Web制作はただの手段だと理解すること】
- 実体験:Web制作は稼げるけど、大金持ちにはなれない
- まとめ:Web制作がオワコンと言われるワケ
2024年の僕はWeb制作を続けてます【月10万円ぐらいなら普通にいける】
2024年の僕はWeb制作を続けてます。
本業でWebエンジニアをやりながら、副業のWeb制作で月5万〜10万円ぐらい稼いでいます。
仕事の受注先は以下の感じです。
- 業務提携:1社
- クラウドワークス:月1〜2件ぐらい(継続のお客様)
- 知人の紹介など:月1件ぐらい(0件の月もある)
僕は2022年の4月ぐらいからプログラミングの独学を始めました。
独学を始めた当初〜3ヶ月ぐらいはモチロン案件の受注は0でした。
コツコツ勉強と実績を重ねた結果、1年半ぐらいで↑の感じに安定しました。
なので実体験として、Web制作そのものがオワコンなのではなく、オワコンなWeb制作者が増えてるだけです。
Web制作は今から始めても遅くはないです。
結論:Web制作は今から始めても遅くはない
個人的な結論として、Web制作は今から始めても遅くはないです。
理由は以下の3つです。
IT市場そのものが伸びているから
上記のグラフは経済産業省のデータですが、ITの市場全体が伸びています。
なので、Web制作の需要も基本的に落ちることはありません。
あとは最近フリーランスや個人事業主が増加してるので、
小〜中規模のビジネスのWebサイトや、個人経営のお店のホームページなどの制作依頼が増えています。
僕の制作実績の7割も、個人事業主さんのWebサイトです。
キャリアアップの土台になるから
Webサイト制作にはHTML・CSS・JavaScript・PHP、といった入門的プログラミング言語の知識が必要ですが、これらを勉強しておくと、様々なキャリアアップの土台になります。
キャリアアップの例色々な選択肢が取れるので、もしWeb制作で上手く稼げなかったとしても、他の方法にシフトできます。
まだ周りにいないから
ここまで今回の記事を読んでいらっしゃる方は、きっと
「Web制作者が増えた」「ライバルが増えた」「やばい」
という認識をお持ちだと思いますが、冷静に、ちょっと周りを見渡してみてください。
あなたの周りに「Web制作やってます!」という人は何人ぐらいいるでしょうか。
少なくとも、僕の周りでは僕しかいません。
僕の周りでは僕しかいないので、Web制作の案件は全て僕に集まります。
意外と周りにライバルはいないので、仕事は取れます。
※クラウドワークスなどではライバルが増えていると思いますが、そこはそもそもWeb制作者が集まる場なので、Web制作者が沢山いるのは当然です。あと、クラウドワークスのライバルは大体弱いので気にしなくてOKです。
オワコンなWeb制作者の特徴3つ【Web制作ができれば稼げると思ってる人】
オワコンなWeb制作者になってしまう人の特徴は以下の3つです。
僕も当てはまらないように普段から気をつけています。
Web制作ができれば稼げると思ってる人
数年前と比べてWeb制作の専門性は落ちました。
便利なツールの登場や、ノーコード(=プログラミング言語無し)で作れるサービスの登場などにより
もう「Web制作ができます!」というのは別に優位性ではありません。
なので「Web制作ができるようになれば稼げるはずだ!うお〜頑張るぞ!」
というような「Web制作さえできれば稼げる」的な思考の人はオワコンになります。
「時代の風雲児」と呼ばれたホリエモンさんも、1996年頃はオン・ザ・エッヂというWeb制作会社を立ち上げてブイブイ言わせていましたが、2024年現在のホリエモンさんはWeb制作のビジネスをやっていません。
つまり、そういうことです。とっくにWeb制作の時代は終わりました。
専門性の低下&最先端の市場ではないので、思考停止でWeb制作をやっても稼げなくなりました。
スキルを磨こうとしない人
「頑張って勉強してHTML・CSS・JavaScript・PHPを身につけたぞ!これで安泰だ!」
という思考の人はオワコンになります。
先述の通り、「プログラミングができる!」というのは別に優位性ではないので、
幅広いお客さんの要望に応えられるように、色々なスキルを磨きましょう。
Web制作という狭いジャンルの中だけでも、磨くべきスキルは沢山あります。
具体的なスキルの例は以下です。
興味が湧いたら詳しくはググってみてください。
- UI・UX
- WordPress
- パララックスエフェクト
- Webマーケティング
- SEOライティング
言われたものをただ作るだけの人
「誰かに作ってもらったデザインをただコーディングするだけの人」や
「お客さんが作ってくれと言われたものをただ作るだけの人」はオワコンになります。
簡単なコーディングであれば数分でChatGPTなどで書けるようになってきているのと、
ノーコードで作れるサービスの普及により、専門的知識のない人でもWebサイトが作れるようになってきているからです。
言われたものをただ作るだけの人はあと数年でAIに仕事を奪われます。
生き残るために工夫しましょう。
Web制作で生き残るための方法3つ【Web制作はただの手段だと理解すること】
Web制作で生き残るための方法は以下の3つです。
僕も実践しています。
Web制作はただの手段だと理解すること
言い換えると「Web制作に固執しない」ということです。
どういう事かというと、Web制作を依頼してくるお客さんは
「何か実現したい目標があって、その達成のためにWebサイトの制作を依頼している」という事です。
実現したい目標の具体例は以下の感じです。
- 集客をしたい!→だから宣伝するためのWebサイトが欲しい!
- 売上を上げたい!→だから購買率の高いWebサイトが欲しい!
- 新しく事業を立ち上げたい!→だから企業の顔となるWebサイトが欲しい!
僕も「新しく事業を立ち上げたい!」というご要望の企業様からご依頼を頂き、そのご要望を深掘りした結果、
現在はホームページの制作以外に「社内研修用のパワポ制作」「公式ラインの管理」「公式SNSの管理」などのお仕事も頂いています。
Web制作だけにこだわると出来る仕事の幅が狭まってしまうので、
お客さんの要望をなんでも叶えられる「広報室」のような存在になれるといいと思います。
便利なツールをちゃんと使いこなすこと
ChatGPTなどのAIツールや、ノーコードで作れるWIXやSTUDIOなどのサービスも上手に使いこなしましょう。
お客さんは別に「ゴリゴリのプログラミングでWebサイトを作って欲しい」わけではなく、「良いWebサイトが欲しい」のです。
ゴリゴリのプログラミングで作ろうが、AIツールで作ろうが、お客さんが満足いくWebサイトが作れればそれでいいわけです。
便利なツールを使いこなすと、作業時間が短縮される&クオリティの高いものが作れるので、ぜひ使いこなしましょう。
- ChatGPT…汎用的なAIチャットサービス。プログラミングコードも書いてくれる
- WIX・STUDIO…ノーコードでWebサイトが作れるサービス
- DeginEvo・Hatchful…ロゴ制作ツール
- MyEdit…AI画像生成ツール。一部有料
※最初から全てを使いこなす必要はありません。必要になったらその時に使えばOKです。
信頼関係を構築すること
お客さんとの信頼関係が築けないと、ライバルとの価格競争に巻き込まれます。
「少し高くてもいいから絶対〇〇さんにお願いしたい」と思われるように、1人1人のお客さんと丁寧に向き合って信頼関係を築きましょう。
- レスはなるべく早く返す・丁寧に返す
- 先回りして提案してあげる
- お客さんの悩みや要望に徹底的に寄り添う
- 継続的に仕事を頂けようになる
- 他のお客さんを紹介してもらえる
- 相場より高い単価を提示しても納得して頂ける
「Web制作できます!」という人は多いです。
スキルも単価もみんな同じだったら、最後には「一番信頼できる人」が選ばれます。
信頼される誠実な人になりましょう。
実体験:Web制作は稼げるけど、大金持ちにはなれない
「稼げる」の定義が人それぞれかもしれませんが、
副業なら月10万〜20万円前後、本業なら月50〜80万円ぐらいならいけます。
僕自身が副業だと月10万円ぐらいで、僕の先輩のエンジニアさんが本業で月70万円前後とお聞きしたので、そのぐらいがMAXです。
それ以上、例えば月100万円とか稼ぎたいなら、Web制作一本では厳しいです。
理由は以下の感じです。
- 時代の最先端ではないから(最先端はAI市場やメタバース市場など)
- 「Web制作」自体が珍しいスキルではなくなったから
- IT市場自体が伸びているから
- 専門性が落ちたとはいえ、一朝一夕では身につかないスキルだから
Web制作で大金持ちを目指すのはコスパが悪いので、大金持ちを目指したいなら、もっと他の爆伸びしてる市場に参入しましょう。
◆関連記事:2024年で稼ぎやすい市場まとめ(準備中)
まとめ:Web制作がオワコンと言われるワケ
記事のまとめ- 結論:Web制作がオワコンなんじゃなくて、Web制作しかできない人がオワコン
- 2024年の僕はWeb制作を続けてます
- Web制作が今からでも遅くない理由は「IT市場そのものが伸びているから」「キャリアアップの土台になるから」「まだ周りにいないから」の3つ
- オワコンなWeb制作者の特徴は「Web制作ができれば稼げると思ってる人」「スキルを磨こうとしない人」「言われたものをただ作るだけの人」の3つ
- Web制作で生き残るための方法は「Web制作はただの手段だと理解すること」「便利なツールをちゃんと使いこなすこと」「信頼関係を構築すること」の3つ
- 実体験:Web制作は稼げるけど、大金持ちにはなれない
まとめると「Web制作はオワコンではないが、大金持ちになりたいならオススメしない」といった感じです。
とはいえ、プログラミングスキルやWeb制作のスキルは資産の高いスキルなので、身につけておくと何かと役立ちます。
自分の市場価値も上がります。
「Web制作ってオワコンかな?」
「プログラミングの勉強するのって無駄かな?」
などと必要以上に心配する必要はないです。
今からでもそれなりに稼げます。
今回は以上です。
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